hard &soft 白い弾丸
じゃルソンのろくでもなし
序章 一限開始 第一話 ハミング
「お前ら、ソフト部入れよ。あ、ソフトテニスじゃないからな?ソフトボールな?」
余計なお世話だった。今の和馬と彰人の心は、新しい部活に入る気力も、勇気もなかった。はずなのに。
「和馬どうする?入った方がいいかなあ。」
「おう、入った方がいいぞー?野球部で疲れて辞めて来たんだろ?ソフト部にはそういう奴が結構いるからな、大丈夫だ。」
なにが大丈夫、だ。俺らの傷を疲れて辞めたで片付けやがって。彰人も何言ってんだ!俺はまだ部活に入りたくないんだ!それぐらい分かれよ!
でも、気持ちとは裏腹に、顔は満更でもないように見えたようで、彰人には俺がソフトボール部に入りたいと思っていると思われたようだ。
「和馬、一緒に入るか!先輩、お願いします!」
「いいのか?じゃあ部長に言っておくから、連絡あるまで待ってろ。」
と言うふうにトントンと話が進んでしまい、俺たちはソフト部に入ることになったんだ。
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