(三)-6

 そんなふうにして、先輩たちは次々とガーゴイルを倒していった。

 しかし、ガーゴイルは次々と現れ、先輩たちを追い詰めていった。

 確か、お花見の時は周囲に大勢の見物客がいたはず。そう思い、他の所にも見回してみた。所々でガーゴイルと戦う人間がいた。剣を振り回し、魔法を放って戦っていたが、一人の人間に複数のガーゴイルが襲いかかり、対処しきれなくなった人間が次々とガーゴイルの爪に刺されて命を落としていっていた。


(続く)

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