最後のオアシス : 2024年4月への応援コメント
こんにちは、貘餌さらと申します。
この度は自主企画へのご参加ありがとうございます。
私は、科学は宗教と同じく盲信の対象になるものと考えています。疑うことは苦しいこと。だから人は何かを拠り所として生きていく。この小説で描かれた世界では、それがより顕著に見られているような気がしました。深く考えさせられる作品でした。
面白い作品を公開してくださり、ありがとうございます☺️
作者からの返信
応援コメントありがとうございます。
おっしゃるとおり、宗教とは単に神を崇拝するだけではなく、万物が神となり崇拝の対象となり得ると私も考えます。推しと称する人物や商品もその対象であるし、科学も当然その一つです、人々が盲信すれば、それは何物でも神たり得るということですよね。
この話しでは、そこまでの深いテーマを考えていたわけではありませんが、主人公(エリカ)も、反乱分子も自分の考えを盲信し、社会のしがらみの中で相手を潰しにかかろうとする。どちらが正しいとかは関係なく、お互いの心情、考え方だけをよりどころとして行動しています。当然そこに答えはありませんが、その辺を書きたかったのは事実ですし、思索のきっかけになれたのであれば幸いです。
このような愚文をここまで深く読んでいただき、感謝に堪えません。改めてありがとうございます。
最後のオアシス : 2024年4月への応援コメント
決められたルールの中で、筋の通ったストーリーを紡ぐその手腕に感服いたしました。
体制側の人間と反体制側の見ている世界はまるで違っているのでしょうね。何時、何処においても分かり合えない運命なら、争いは必至。目指しているのはお互いに平和のに、どうしてこうなるのか。人は愚かですね。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
ルールを考えて作った最初の小説をお褒め頂き、恐縮です。
「人間は立場が違えば、見える景色も違う」よくいわれる言葉ですが、こうして、自分でそういう世界を描いてみると、自然と争うように描いてしまうんですね。それだけ、自分もそういう世界観を知らず知らずのうちに当然のように受け入れているんだと、コメントを拝見して改めて考えさせられました。平和に描いていたら、おそらく違和感しかなかったと思います。
この愚かさが人たる所以なのかは分かりませんが、争い、いがみ合いながら築き上げてきた文明が、人の歴史であると私は認識しています。できれば平和に文明を発展させて欲しいですね。