第2話 紗南ちゃん
私の4つ下の妹の紗南ちゃんも女装ファッションモデルを始めた時期が私がデビューした小6の頃であり、来年には花園女子高校に入学する事になった。
元々の男子の時の名前は聡志くんであり、彼(彼女)が小5の終わり頃に女装ファッションモデルを始めたいという事を決めた時、親友の真奈美ちゃんが今の名前である「紗南ちゃん」というのにしたらいいかなと考えてくれたのが始まりだった。
公立の中学校の場合はモデルとの両立を図るのが難しくなる可能性があったので、私が紹介してあげた京都の花園女子中学校を受験して、そのまま花園花園女子高校に入学するというのもあったらいいと思うという事をアドバイスした事がある。
「紗南ちゃんは英語得意ちゃう?」
「そうですか??」
「ディスカバリーコースにしてみたらどうや??」
「そういうのあるんですか?」
確かに紗南ちゃんは私に似ていて、勉強がめっちゃ得意な感じで、モデルをしながら女子校(中学/高校)に行くのもいいというような気がするしね。
「紗南ちゃんめっちゃ美人さんやな笑」と私のプリクラ帳を見ながらカフェラテを飲みながらありすちゃんがそう私に話しかけた。
「ほんまやな。真奈美ちゃんも美人さんやね」
ありすちゃん・優里奈ちゃん・真緒ちゃんが真奈美ちゃんと初めて会ったのは高2の夏頃だった時、進路の事等を色々相談してくれたのが真奈美ちゃんで、2人は真奈美ちゃんは友達思いだねって言ってくれたのを覚えてる。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます