7月1日

 昨日で半年が過ぎて、職場の人と「歳をとると時間が経つのが早い」としみじみ語り合ってしまいました。本当にこの半年何をしていたんだろう、いや無為に過ごしてしまったような……と後悔しています(^^;)

 あと半年で「これは頑張った」と思えることを一つはやりたいです。


 先月から真夏並みの暑さか続いていて、涼しくなりたいと思い、貴志祐介さんのホラー小説の「秋雨物語」を買いました。


 短編が四話収録されていたのですが、どの話も違ったテイストで、怖くもあり、切なくもあり、腹立たしくもあり、いろいろと考えさせられもしました。


 短編の一つに、失踪した作家が遺した原稿から編集者がその作家に何が起こったのかを探っていく話があって、その話が一番怖かったです。その作家の悪夢が詳細に色鮮やかに描かれていて、それだけでも怖いのですが、その悪夢の行き着いた先がエグくて、どうしてそうなったのかを理解したときに一気に背筋が寒くなりました……。綺麗な描写とエグい描写が一文にまとまっているところが、現実味がないようで、より現実を強調している感じですごく不気味でした。


 今度は貴志祐介さんの「さかさ星」を読みたいです。

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