第24話 エルフの国エルフォ

 次の国のエルフの国エルフォに到着した。


 ここは自然を大切にするエルフらしく人工物がない。

 家も木や植物を魔法で変形させて家のようにして住んでいる。

 

 まずはここの冒険者ギルドに行った。


 ここの冒険者はエルフしかいないからアウェーだが、前にエルフの子供を奴隷商から助けてから仲良くなったので歓迎ムード。


 まずは受付の人にソロで活躍している優秀な魔法使いの冒険者を紹介してもらおうとした。


 しかし優秀な冒険者はみなパーティーを組んでいて紹介してもらえなかった。


 「訳アリでもいいから。」と条件を下げたら、この国で唯一のハーフエルフの冒険者を紹介された。


 この国にはエルフしかいないはずなのにハーフエルフが何故?と疑問だったが、その冒険者の居場所を教えてもらいそこに向かった。


 目的地に到着した。


 暗い洞窟の中だった。


 魔法で明かりをつけて移動した。


 変な罠がたくさん仕掛けられていたがどうにか全て避けてハーフエルフに会えた。


 ·····うわ。

 

 今まで見てきたエルフやハーフエルフは金髪色白で美人やイケメンしかいなかった。


 しかしそれを覆した。

 金髪ではあるが顔は焼けただれて、腹はデブで足は短足で何1つハーフエルフの要素がなかった。

 

 正直このまま立ち去りたい思いが8割占めていたが、ヴジュアルが全てではないので勧誘することにした。


「どうもこんにちは。俺の名前はトニー、C級冒険者だ。冒険者ギルドで君のことを聞いてぜひ俺のパーティーに加入してほしいと思い、ここまで来たけどどうかな。」


「あなたみたいな美しい子供がこんな醜い僕とパーティー組むなんて後で後悔しますよ。」


「ヴジュアルなんて関係ない!能力が大事なんだ。それにその顔の焼けただれなんてほら俺の仲間の魔法で治したよ。怪我が治ればきれいな顔しているじゃないか。」


「でもデブで短足だし。」


「痩せればいい、短足はシークレットブーツを履けばいいじゃないか。ほら、これで断る理由はないだろ。」


「あと僕魔力が高過ぎて上手く魔法を操れないんです。」


「それは鍛錬をすればいい、もう断る理由ないだろ。」


「こんな僕にこだわる理由は何ですか?他にもエルフはいたはずです。」


「直感で君がいいと思ったんだよ。」


「変な理由ですね、わかりました。それなら僕はあなたのパーティーに加入します。後で後悔しないでくださいね。」


「大丈夫、きっといい魔法使いになるよ。」


 魔法使いが決まりパーティーが完成した。


 あとは修行して強くなるのみ。


 に行くのだった。





 

 


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