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生きていいと言ってくれた人を
裏切るようなことはしたくありません
けれどもその言葉が時たま私を
生きなければならないと脅迫し
死んだ方がマシだと思わせるのです
生きていいと言ってくれたのに
どうして私は生きることができないのでしょう
何度も何度も自分を鼓舞して
立ち上がらせることに疲れました
どうして言葉は人を救えないのでしょう
自分を救うことができないのでしょう
詩も言葉も全てに意味がない
詩に力などない
自分の全てを否定したくて
仕方がなくなるのは何故なのでしょう
生きていいなんて言って欲しくなかった
ただその場で今すぐくたばれと
言ってくれた方が終わりにできた
私は何故まだ生きているのでしょうか
全てが、全てが、全てが、無駄だった!
これまで紡いできた言葉など
なんの価値もないに等しいのだ
何故生きている?
誰かが許さないんじゃない
私が私を許せない
言葉が誰を救うのだ
なんの意味もなかった
力のない言葉を書き続けて
一体何になる
無駄だ
やめてしまえ
もう
おそい
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