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  •  高校生の男の子と女の子の、甘酸っぱいながらも、懸命に生きている印象があります。
     美術部で、モデルになる男の子。
     モデルを頼もうとする女の子。
     または、そこへ、モデルになった男の子と正反対の性格の男の子が、祭りにいる。この話を読んで、「この男の子は、頑張って、一線を乗り越えて欲しい」と願う気持ちで読んでいました。
     気に入っている作品ですね。
     そして、少し、彼女の浴衣からその細部まで描いておられて、ドキドキしました。
     続きが読みたいと思いました。
     軽快な文章で面白かったです。

    作者からの返信

    坂中祐介様。本作お読みくださりありがとうございます。
    三年という短いモラトリアム。そんな中で彼女に祭りに誘われる。蛙が蛇ににらまれると止まってしまうように、瞳に見つめられると固まってしまう蛭田。どうしても異性として意識してしまって変なところばかりを見つめてしまう彼に、きっと瞳は気づいている。一人の乙女として、彼に振り向いて貰えるように頑張っても、蛭田は鈍感で気づいてくれない。二人のこの炭酸の抜けかけたような日々を壊したくない彼は言葉を告げられない。この二人にこの後どんな人生が待っているのか、私も楽しみでなりません。

  • 今は忘れた青い春。巧みな文章力により、二人の少年少女の笑い声や蝉の音が実際に聞こえてきそうです。続きを楽しみにしております。

    作者からの返信

    お読みいただきありがとうございました。鬼灯と蛭田の対比構造と題の意味を理解していただけると、より楽しんでいただけると思います。