【監禁】 三十日目

 いやぁ、こうやって、君と一緒に過ごす時間を待ち望んでいたんだぁ。全てをしてさぁ。食べる物も、共に吸う空気も、過ぎる時間も、そして生も死も。お互いがお互い次第という運命共同体。最高だぁ!♡


「・・・あなたの声・・・凄く不快だわ。吐き気がする。なんで・・・何故・・・・・・」


 今日は少しモルヒネを点滴に入れようねぇ。きっと、気持ちよくなるからさぁ。したら、他の薬物もして楽しもうよぉ♡。


「マジ、気持ち悪い。この嫌悪感・・・どこかで私は経験している。私のでいちいち喋らないで!本当に気分が悪いわ!!」


 もう、その怒った顔や声も素敵だぁ。大好きだよぉ♡。

 ・・・ペロォ・・・チュッ♡。


「やめろぉぉぉぉぉ!このサイコ野郎ぅ!!」


 ・・・ん?

 ・・・拒絶反応を少し起こしているね。免疫抑制剤を少し増やそうか。



イメージ画像⇩近況ノート⇩

https://kakuyomu.jp/users/silvaration/news/16818093078734551083

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る