とりあえず今日は寝かせてくれ
めちゃめちゃ疲れてるから寝たいんだけど、疲れすぎてる時って逆に寝られなくない?あと田舎久々過ぎて忘れてた、虫とか鳥の声がめちゃめちゃうるさいな。友達夫婦はちゃっかりしているので二人揃って耳栓してぐーすか寝てるよ。私は忘れた、しくじった。
あと家の周りにヤモリくらいなら許せるけどめっちゃ蛇が出る。都会っ子なので虫の類、めっちゃ苦手です。触れねえ。無理よ。
従兄弟、話すとまあ普通だった。
怪文書は文字書く時だけ?
祝詞は書く事に意味がある、呪いも文字に記す事に意味がある、って言ってた。口に出す事も大事だけど、文字に記す事にも意味があるって。依代だよ、って。
なんの話だよ、って思ったんだけど、従兄弟、国語の先生やってんだった。歴史と国語、どっちも好きでどっちにするかで進路悩んで地元の大学の史学科より日本文学科の方が入りやすかったからそっちにしたって言ってた。歴史は趣味で放送大学たまに観る程度って言ってたよ。私の周りで放送大学観てる人、従兄弟が初めてだよ。Eテレとかじゃないんだな。
疲れすぎて目がさえてるけど、でも今日あった事を全部文章にするには脳が全く働かない。ビールは勧められたけど缶で1本しか飲んでないわ。
明日は墓参り行く、ばあちゃんとおじさんの。
お寺さんも含めてまたそこで話を聞く。寺の住職も含めて昔の事を話す。
友達夫婦は車で近くの温泉にでも行かせて休ませておきます。
話がスムーズに聞ければ明日の午後から夕方に掛けて、神奈川に向けて出発出来るかな。
寺の住職、存在忘れてた。昔いたくちうるさいじじいは死んで、甥っ子が後継いで坊さんになったらしい。従兄弟曰く、先代よりは話しやすいよ、まあ彼がうちの事情をどこまで把握してるか、君が求める答えがもらえるかはわかんないけどね、らしいけど。まあ話さんとわからん。それに寺にこそ記録って残ってんじゃないの、先祖の台帳とかさあ。知らんけど。
とりあえず今日従兄弟に聞いた忌みちゃんの話だけざっくりしとくか。ほんっとに長くなるな、この話。もっとコンパクトにまとめられる才能が有ればよかったんだけどさ、ごめんな文章へたくそで。
忌み、は昔、ほんっといわゆる江戸時代とかの話だな。もしかしたら明治初期とかの話かもしれん。
豪農の家で下働きをしていたまだ幼い子供がね、って言っても今なら中学生位の年齢の少年。山の中の神域と言われてた池で溺れて死んだんだよ。
まあ殺されたわけですね。その豪農の家の娘に手を出したから。実際は年上だった娘の方から手を出したんだけどね。その娘も結構素行不良だったらしい。
とりあえずわかってるのは、ここまで。何がどこまでほんとの話なのかわからん。そういやさっき、明日住職に合うって言ったけど、なんか役所の人も来るかもって言ってたな、従兄弟。なんでだよ。なんでそんなめんどくさいことになってんの。私、ただ死んだ父の残したあれこれの後始末をしてるだけなんだけどな。この世の遺産相続とかってこんなめんどくさいんですか?そりゃ実家は大昔は立派だったのかもしれんけど、死んだ父、社長でも芸能人でもなくただの一般人やぞ。ただのリーマンとして死んだはずなんだがなあ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます