第55話
そして、夏とヒロは優の様子を見て気がつく。
悔しそうにしていると、
「・・・」
優は唇を噛み、自分で理解していないが、ゆうの感情は
全てを取られて悔しいのだ。そしてあの犯罪者に全てを狂わされたことを認めたくないのである。
「・・・」
そのため、優は自分の怒りは感じているが、その相手は奴らに向けてとまではトラウマの二人がいる前では冷静に考えることが出来ないのだ。
夏「・・・」
夏はそんな、優に気がつき怒りで震える手を握ろうとする。
パシッと、音が鳴り
優「・・・はぁ、はぁ。」
夏「ご、ごめん」
自分がまたしてしまったことを理解する。そして痛いことをしてしまったのに、二人から心配される視線を向けられる。
それが苦しい。
________
二人はその後、優に一言今日は行くと告げて、部屋を出た。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます