第50話

そして、ついに再開した。


「え、嘘。優君」


「宮・・・さん」


 宮は驚く反応をする。それはキモいとかじゃなくて、普通の・・・そうまるで、そこそこの関係の人と偶然再開したように、


まるで、そこそこの関係だったことにしたいかのように


 「よろしくね。優君」


「あ、はい」


正直、ドキリとした。やっぱり男性は怖い。宮も怖いけど


 ________



それから、俺は時々ニヤッと宮に視線を送られる。


完全に俺は遊ばれて居る。 何を企んでいるんだ??


どうせ、俺をおもちゃにしたいだけのようだし、


「あの、優のことなんですが」


「はい、過去のことのですよね。」


「え、」「え、っ」


「大丈夫です。私は気にしませんし、ーーさん(お姉ちゃん)同様に私も怖くても勇気を持った勇敢な行動だと思います。」


先にお姉ちゃんはそのことを話していたのか、と言うより宮が一瞬驚いていた。まさかそのことを脅しに使おうとしていたのか、


そしてその狙いが図星だったらしく、俺にバレて悔しそうな顔をしていた。


いや、本当に性格悪いな

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