第22話

春視点


優は完全に私のことを怯えてしまって居る。


そして、私のせいでまた体調を崩してしまった。






あの手、汚くなんてない、血の跡なんてついてなかった。







・・・優君、やっぱり私は優君の為にこれからも頑張りたい。


あの時の優くんは、本当は王子様だったなんだ。


普通はこんな命を助けてもらう経験なんてない、それも命懸けで自分を傷つけながら守ってくれた。


もう完全に王子様だよ。優君は

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