第25話 白い花
春になると先駆けて咲くレンギョウ、ロウバイ、ミモザの黄色い花。そして、梅、桃、桜のピンク系の花々。しっとりと楽しみ、それが落ち着くとようやく咲き始める白い花。
ソメイヨシノの淡いピンクががだんだん薄く白くなって、それを受け取ると待っていたかのようにジューンベリー、花桃、モクレンの白い花が咲き始める。この一連の花のバトンワークが見事だ。
春を待ちわびる気持ちを温かく内包させ、太陽からもらった欠片らを黄色に乗せて一斉に爆発させる。まずは鮮やかに解き放ち春を告げる。ひたすら我慢のモノクロの世界を色鮮やかな景色が一変させる。一面の菜の花。この美しさを見てしまったら毎年楽しみにせずには居られない。我が家の辺りは至るところに菜の花畑が有りモコモコと集まり咲く。花の集まる見事さは言葉をなくして見惚れる。
昨年はどうしても一面のネモフィラが見たくてひたち海浜公園まで出かけてしまった。一面に咲く花は心を揺さぶる。元気になる。平和が身にしみる。
日本に来る人たちもきっとそう思うに違いない。花は平和の最たるものだ。木も花も戦地には育たない。一面の花畑は言わずもがなその象徴。誰も評価しなくても現実そうに違いない。
昨年導入したアナベルの花がたくさん花芽をつけている。幹も草みたいな弱々しい姿からしっかりした太さになって、この分だと定着しそうです。今年よりもまた来年、大きく美しい花をつけて欲しい。紫陽花の花はドライにする時普通の花のように逆さにして吊るしては駄目らしい。少しの水の入った瓶に花を入れて、そのまま自然に枯れながら乾いていくらしい。一回目、失敗してフニャフニャに枯らしてしまったので次はちゃんとやろう。
レモンの白い花も花びらを落として、小さな実をつけています。あまり多いと実に成らないかと少し調整しましたが、素人ゆえやり過ぎは禁物と自然に任せて見守ることにしました。日に日に実が大きく膨らんできています。
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