第21話 彼氏へ
2024/8/28
貴方と出逢ってから、
今まで蓋をしていた自分の感情が表に出てくるようになって
1人で抱えきれていたものが抱えきれなくなっていきました。
前から話せる範囲の家庭環境の話はしていたものの、
5月に入ってすぐ初めて貴方に「無理」と正直に包み隠さず伝えた日までは
”今の私”に関することはあまり話していなかったと思います。
今の私は、例えるなら仮面を無くしたピエロのような感じです。
「仕事中の私」「友達と居る時の私」「家にいる時の私」
今まで自分の中で場面にあった仮面をつけてできる限り感情に蓋をして
色のない日常を過ごしていました。
それが、貴方と出逢って途端に色のある世界に変わり、
「助けて」と言うと手を差し伸べてくれる人ができて
この歳になって心が素直になりました。
だから、自分でどうしたら良いのかわからなくなっています。
メンタル面は両極でお互いのことを理解しようとしても
中々難しくて何度も喧嘩になってしまって、その度に申し訳なく思ってます。
自分の想いを伝えようとすると言葉に詰まったり
泣き出してしまったり、私を話し終わるまで待ってくれて、ありがとう。
我儘ばかりで、自分で感情のコントロールが苦手な私に
イラつくことが多くても見捨てないでくれてありがとう。
これからも貴方の隣にいたいと思ってます。
ナメクジのようなスピードかもしれないけれど、
変われるように頑張るのでイライラしつつも隣にいて欲しいです。
これが今の私の気持ちです。
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