串カツ勇者が無双します〜串カツ屋で働いた俺が同僚に殺され、串カツの女神に串カツを異世界中に広めてくれと頼まれて転生させられたのはいいのだが、えっ聖剣が串カツって本気(マジ)で言ってるの?〜
第九話米澤課長と街観光してたら新しい串カツのアイデアが降ってきた
第九話米澤課長と街観光してたら新しい串カツのアイデアが降ってきた
第九話米澤課長と街観光してたら新しい串カツのアイデアが降ってきた
俺は米澤課長に街を案内してもらうことになった俺が米澤課長に案内された場所はこの街一と言われている市場『オルソロウィ」
「田中くん、俺はいつもここで食材を買ってるんだが……本当いい物揃ってるんだよ。何か欲しいものがあれば言ってほしい、再会記念ということで田中くんの好きなものを買ってあげる」
俺は米澤課長に奢ってもらえるようだ。
せっかく好きなものを買ってもらえるんだし串カツで使えそうな……いや、案外使えそうにないものが美味しい串カツの材料になるかも
既存の物だけで作るより、新しく挑戦してこそ美味しいものが出来る……かもしれないだろ
「ありがとうございます米澤課長お言葉に甘えさせていただきます」
俺がまず見に行ったのは米だ。
串カツだけを売るよりは質の高いお米と一緒に売った方がいいしそれに俺が売るのは串カツでありお米は無料で提供する予定だ。
値段は串カツ全品百ゴールド全ておかわり自由プラスお米付きだ。
なぜこんなどう考えても赤字になるような金額にするかというと、まあ俺の目的は串カツの美味しさを広めること……こういう点においては女神と意見が合う。
だから俺を選んだって最初に言ってたしな。
俺はこの世界の食材についてほとんど知らない。ので米澤課長に聞いてみた。
「米澤課長は普段どのお米を使っているんですか?」
「俺か……俺はこの『ヨアケノメグミ』だな。どんな釜で炊いてもホクホクで美味しくてな、お米を使う商品を作る時に特に使ってる。この『ヨアケノメグミ』は『ユウグレノキタイ』と『アサヤケノキセキ』を組み合わせて作られた
品種だそうだ。他に聞きたいことはあるかな?」
他に聞きたいこと……その前に
「店員さんこのヨアケノメグミ二十キロ一つください」
「ヨアケノメグミ一点ですね。五千六百七十ゴールドです」
課長はさっと支払ってくれた
そして「他にも欲しいものがあれば言ってくれよ田中くん」
すると店員さんが笑顔で「いい上司さんですね」と言ってくれたので俺は「はい、本当に私にはもったいないぐらいですよ」と答えた。
横を見ると米澤課長が「ありがとう」と照れくさそうに呟いていた。
次に欲しいものといえばやっぱり野菜と肉と魚とかだよな……他にもたくさんあるけどそこまでしてもらうのは少し気が引ける。
だからあと買ってもらうとすれば野菜と肉だけにしとこう。
「米澤課長他には野菜と肉を買いたいのですが、おすすめはありますか?」
俺が聞くと課長は
「野菜と肉か……串カツで使うやつだろ、おすすめかぁ…………おっ、あれとか良さそうだな。驚くなよ田中くん……あそこの筋骨隆々の男の人が売ってる商品があるだろう、あれな顔がカボチャで身体がオークで体内で大豆を生成しそれを武器にしてくる体長三メートルは超える魔物『ハロウィンズオーク』って言うんだ。
名前は転生者が考えたらしい。
そしてこのオークの肉は絶品なんだが仕留めて解体するまでが難しいんだよ。串カツにも向いてるんじゃないか? まあ値段は結構高いが田中くんにならちょうど丸々一体売ってることだし買うぞ」
「それではお言葉に甘えます……ですが丸々一体というと解体はどうしましょうか? 私解体の仕方わからないのですが」
すると筋骨隆々の男の店員さんが
「だったら今から解体ショー披露してやろうか? そうすりゃ解体どうしようとか考えなくていいだろ坊主親父さんが買ってくれるってんだから甘えてれりゃいいんだよ」
親父さんって……もしかして米澤課長のこと!? 俺と米澤課長そこまで歳は離れてないと思うけど……でも義理の親子って言ったら有り得るか。たしか米澤課長は四十八歳で俺が三十七歳……まあ有り得るな。
俺ってそんなに若く見えるのか?
まあそのことは今はいいかな
そして店員さんが目にも止まらぬ速さで解体を始めた。
スパパパパパパ
「「おお〜!!」」
パチパチパチパチ
そして店員さんが解体し終えた食材を袋に入れてくれた。
「坊主親父さんにこれで美味しいものを作ってやれよ」
俺は「はい」と答えた。
今日米澤課長に買ってもらったのは米とハロウィンズオークのカボチャと大豆と豚肉か……あっ!!
そうだ米はおにぎりにしてそのおにぎりを肉で巻いてから揚げて串カツにするのはどうだろう……それだけじゃなくて大豆とカボチャも揚げておにぎりと一緒に刺す!!
でもそれだけじゃあなぁ、やっぱり大豆を肉で包むとかしたほうがいいよなぁ。
まぁものは試しだ
「米澤課長、私今思いついたものがあるので試すのでぜひ食べてください」
「田中くんの新作の串カツか……いいね、食べてくよ」
「ありがとうございます!!」
そして俺は思いついたものを試すことにした。
串カツ勇者が無双します〜串カツ屋で働いた俺が同僚に殺され、串カツの女神に串カツを異世界中に広めてくれと頼まれて転生させられたのはいいのだが、えっ聖剣が串カツって本気(マジ)で言ってるの?〜 暗黒神ゼブラ @ayumu20
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