第七話祭りのために次の街に向かっている最中に勝負を仕掛けられたけど、どうやら俺は命を狙われているようだ

第七話祭りのために次の街に向かっている最中に勝負を仕掛けられたけど、どうやら俺は命を狙われているようだ


俺は魔物を殲滅した報告とその過程で出来た料理を市長に食べてもらい宣伝してもらおうと考え、今市長室に向かっている。

今回は別にそこまで急ぎではないと思った俺はのんびりと歩いている。

ここにくる時あまり景色を見られなかったから

……だってそこから新しい串カツのアイデアを思い浮かぶかもしれないし出来ることはなんでも……は無理でも出来る限りのことはしないとな

そして俺が森の近くを通った時に近くの草木が悲鳴をあげているように感じるほどの音を出した。

その理由はすぐに分かった。

顔が隠れるほどのフードを被った男が雷炎を纏いこう言い放った

「お前を探していた!! あなた様が探していたこの男を見つけましたよ……あとはあなた様の忠実な僕であるこのバンディードに任せてください!!

すぐにこの男をあなた様のところに連れていきますから!!」

えっ俺って誰かに狙われてたの!? 初耳なんだけど!!

ていうかこの男一人で何言って……あっもしかして神様と……

するとこのバンディードという男が

「どうせお前ついて来いって言ったって来ないんだろ。だから力づくでもついてきてもらう!!」と言ってきた。

……串カツのおいしさ伝えられるなら普通についていくんだけど……と言おうとした時にはバンディードは攻撃してきていた。

俺はいつも通りにしようとしたが……

「なっ!? 聖剣(串カツ)が使えない!!」

俺は思わず絶対に自分が不利になるだろうということを叫んでしまった。

だがバンディードは誇らしげにこう言った

「そうだろぉ、使えないだろぉこれが俺が転生するときに女神ケセルヴァ様にこの能力をもらったんだよ……なぜいうかって、それはただ自慢したいだけだ!! ……この高揚感同僚を毒で殺した時と同じぐらいだぜ」

同僚、毒殺……もしかしてこいつって

「…………盛岡か、お前」

俺がそういうとこいつは驚いたように

「まっまさか……いや違う絶対……そうだこいつが洋司なわけがねえ、魂も残さず殺せる毒って聞いたからそれを使ったんだ。転生出来てたら魂が残ったことになっちまう……あのクソ呪術師め嘘こきやがって、次会ったら殺してやる……つーかこの世界にいねぇからどうしようも出来ねぇよな。ケセルヴァ様に言ってみよう……おい、洋司!! つっ次会ったら今度こそ魂も残さねえからな。今は動揺しすぎて能力が上手く使えねえだけだからな!! 勝ったと思うな……ケセルヴァ様に鍛えてもらうとしよう(小声)」

こいつがこう言ったので俺はこいつが盛岡であることを確信した。

まさかあいつがこの世界に来ているとはな……? 盛岡がこの世界に来ているということは、向こうで死んだってことだよな。

まーあいつのことだ、他の人から恨みでも買ったんだろうな。

でもあいつの能力は侮れない……俺も身体を鍛えないとな。

俺は気を取り直して再び次の街を目指して歩き出した。

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