第5話 どうすればいいの?
「どうすればいいの?」
わたしが困っても、パパはすぐには答えをくれない。
「どうしたらいいと思う?」
パパの質問に答えていけば、自分で答えをみつけられる。
まちがえたって大丈夫って、パパはいつもいってくれる。
「どうしよう?」ってふたりで考える。パパだってたまにはまちがったり、失敗もする。
ママのおたんじょう日のためにやいたケーキは、ぺったんこで元気がない。
「オーブンの温度かな……材料に間違いはないはずだが」
パパは考えこんでしまった。
「ママが帰ってきちゃう! もうこれで作っちゃおう!」
はっとしたパパと、めいっぱいすてきに生地をかざることにした。パパが困ったときには、わたしが答えを教えてあげなくちゃね!
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