第11話 課金を辞めた無課金

過去に課金していたけどなんらかの事情で課金をやめて無課金になった人

なんか地上に降りてきた堕天使っぽくてかっこいいですね


漆黒ブラックカードの堕天使リシフェル

運営かみに疑問を持ち無課金の民に寄り添う翼の折れた天使

かつて持っていたかきんで無双する

しかし徐々に敵は強くなってゆく

ついには元親友の最強の敵イシカエルが立ちふさがる

「なぜだリシフェル

 なぜオマエは運営かみを裏切った」

「イシカエル

 私は裏切ったわけではない

 ただ運営かみに疑問を持ってしまったのだ

 最近の運営かみかきんのみを求めプレイヤーを見ていないのではないかと」

「馬鹿なことを…かきんさえあればプレイヤーなぞいらぬ!」

イシカエルが襲いかかる

圧倒的なかきんによってリシフェルは膝をつく

理解わかったろう

 かきん無きものは無力」

「確かにな

 だが私にはまだこのいしがある!」

「なにぃ!?なんだそのいしは?」

最後の力 有償石のおまけの無償石を振り絞りリシフェルはイシカエルに挑む

「うおおおおおおー!」

「つっ強い!このままでは負ける

 私にも力があれば…

 こ、これは?」

「気づいたか

 オマエにも無償石があることに」

イシカエルが無償石の力を使ったことにより物量差で圧倒

ルシフェルは力尽きて引退


真っ白に燃え尽きたリシフェル

しかしなぜか彼の顔は満足そうに微笑んでいたのであった

「なぜだリシフェル

 オマエはどうしてそんな顔で引退けるのか」

「イシカエル

 私は本当に居るべき場所を見つけたのだ

 ほら、もう迎えにきてくれた…」

うんうんと涙を流し頷く無課金の民

そんな民を残しリシフェルは新しい運営かみのもと新しい世界ソシャゲに旅立って行った


「こんどの世界ソシャゲは最高だぜ!」

「まってくれリシフェル!私も連れて行ってくれ!」


そうして世界には無課金だけが残り

半年後

崩壊サしゅうした


ー完ー

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