第二十七幕『祀るにも祭るにもあまり適しておりません-obelisk of the tormentor-』
ほんの少しだけ昔の話、ある
しかしこの神様が
神様が好むのは生まれたばかりの幼子で、
そこに現れたのは、通りがかりのお坊さん。村の人達の話を聞いて、そんな物かと
それからお坊さんは村を歩くこと、何かに気が付き
お坊さんは神様
その時、生ぬるい風が吹いた。
その風はただの生ぬるい風ではなく、村の近くに海は無いと言うのに
祠に目線をやっていたお坊さんが顔を上げると、そこには奇妙な何かが立っていた。
何かは見上げる様な長身で、その肌は真っ白い死の色で、それでいてドザエモンの様にぶよぶよで、まるで頭部の無い二足歩行のアザラシの様。太く短い脚が見え、けれども両手は長くて地面をこすってる。例えるならば、
そんな《《何か》の腹部には、胴体が真っ二つになりそうな
何かは
「オラ!」
何を思ったかお坊さん、杖を何かの口に突っこんだ。何かの歯茎に石突を、死ぬ程痛く
「■■■■■■!?」
何かは
「オラ! オラ! オラァア!」
けれどもお坊さんは手を
これには堪らずドタドタと、何かは山の中へと逃げ出した。
お坊さんはこれを見て、落ち着き払い、
祠だった物を足で払い、お坊さんは良しとした。その様子に似てるのは、うるさい害虫やっつけた、害虫
* * *
ほんの少しだけ昔の話、ある山村に神様が居た。
しかしこの神様が乱暴者で暴れん坊、気難しくて嵐の様、生贄を好み、血を啜って肉を食む。
けれども暴力を好む神様は、もっとすごい暴力で、殴られその座を追われてしまい、今ではどこかへ飛んでった。
今ではその山村で、三歳未満の子供が事故や病気で亡くなる事はめっきり
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