ギルドの受付嬢になった私は過労死ならぬ過労不死になってしまったので、今までの鬱憤を晴らすために冒険者になり元同僚たちをこき使ってやる!
暗黒神ゼブラ
第一話上司に殺されました。
第一話上司に殺されました。
もう嫌だ家に帰りたい……パーティーを追放された冒険者の奴らが羨ましい、そうすりゃこんなゴミみたいなパーティーやら仕事やらを退職届を出さずに辞めれるのにな……やっぱり、仕事辞めたいでも上司にまた何か言われてそれに殴られるの怖いし嫌だ……もういっそのこと上司の連中が死んでくれればな……あれ、突然意識が…………あっこれが過労死というやつなのか。あいつらじゃなくて私なのかよ、まあ仕方ないか……だって今月家に帰ってねぇし
バタン
私が倒れた時突然頭にやかましい声が聞こえた。
「新しいスキル過労不死を獲得しました」
何言ってんのこいつ?私がしたのは過労不死じゃなくて過労死だろうが……でも考えられるってことはやっぱり死んでないんだよな……だってよく死んだら考え事は出来ないって聞くし……まあいいや
そんなことより今は寝よう
「おい!ユリア起きろっつってんだろ」
ドンッ
「ああ、チーフ……はあ、まだ生きてたんですね」
「テメェ今なんつった!そういやお前また同期と喋ってたよな、ここは学校じゃねんだよ。テメェは一人がお似合いだな。あはははは……まあとりあえずさっきの言葉俺傷ついたからハラスメントだな。だから俺もやられたからテメェにやりかえすわ」
やべっ思わず心の声が……とっとと死ねよこのクソ上司が!
そして私はチーフにボロクソ言われながら殴られ続け殺された……のだが今私は混乱してる。
なぜなら今持ってるこの書類、ギルドの受付嬢になることを決意して送るはずだった入社誓約書だからだ。
ってことは私は七年前に戻ったのか……なら私はあんな職場に入らず冒険者になる! いつもいつも私たちの職場は冒険者は神様だからって逆らうことは出来なかった。意見一つ言うことを許されず、言えば上司に殴られた。
だから私はこれを利用して元同僚たちをこき使いまくってやる。これで今までの鬱憤を晴らしてやる。そう言えばこの時は私の上司たちが新人の時か……あははは、なら好都合。私は冒険者登録をすぐに済ませたのですぐ武器屋に行き、相棒を買うことした。
私が買ったのは二本の剣、一本は切れ味のいいやつ、二本目は切れ味の悪いやつ……なぜ悪いやつを選んだかと言うと切られたやつの痛みに苦しむ顔が見たいから。いつか上司を殺す!あの野郎いつもいつも………
三十一分後
ふう文句言ったらすっきりしたぁ
周りの人が私を憐れみの目で見てくる。
するとまたあのやかましい声が聞こえた。
「今から過労不死の能力を説明しますね!」
うるせえな別にいいよ説明しなくて
「ダメです。説明します。まず一つ目は疲れません二つ目は眠たくなりません三つ目は人の過労が分かります四つ目に過労で死ぬことはありません最後にこのスキルは成長し続けるのでがんばってくださいね」
はいはい、分かりましたよ。もう逃してくれないわけね。
頑張りゃいいんだろ頑張りゃ。
そしては初依頼を受けるために自分の元職場のギルドに行った。
うわぁ空いてる受付が元上司のクソ野郎のところしたねえよ。しかも後ろに列できてるから行かないといけないし。
「いらっしゃいませ、今回はどんな依頼を受けますか?」
元上司はビクビクしながらそう言っていた。
ああこのパターンは大体後ろに自分の上司がナイフを片手に立ってるんだよな。
たまに両手もあったな
あの後ろの人が私の元上司の上司か
分かってるさクソ上司だって私と同じ目にあったことぐらい……まあ私のこの恨みはそう簡単に消えねえがな
「じゃあこのゴブリン討伐を」
「分かりました。依頼達成頑張ってくださいね」
上司のキャラが違いすぎてなんか怖くなる。
私はゴブリン討伐依頼に行くことにした。
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