いざ、生徒会室へ

やることは沢山ある。まずは情報収集。これは基本中の基本。次にアプローチ。いくら相手のことを知ったところでアプローチしない事には何も変わらない。

……てことでまずは情報なんだけども。まずまずの大前提としてノンケであろうが無かろうが、今までの経験全てを活かして絶対に堕とす。


さて。今、ちょうど講義室では様々な説明を受けていて……その中に生徒会に関わるものがあった。ある程度の学力があれば立候補すれば入れるという。……マジで?そんなの入るに決まってるでしょ。幸い勉強はできる方だし基準は余裕でクリア。当然立候補した。そして私以外に立候補者が居なかったんだけど…なんで?まあ、いいんだけどさ。


てことで〜?放課後なんだけど…生徒会室にやって来ました!入学式以来顔を見てないからなぁ。早くみたい!てなわけでオープン!


「ん?あ、もしかして新入生の子?」

「はい!新入生の中野柚希と言います!今日から生徒会委員としてよろしくお願いします!」

「こちらこそ宜しくね。中野さん」


あわわわわ。顔がっ!!顔が良すぎる!面食いって訳じゃないけど!それに……なんか副会長しか居ないから2人っきり!ちょー嬉しい!


「ごめんね?会長は…というか、ほかのメンバーは結構サボり癖があってね…」

「いえ!全然大丈夫ですよ!先輩!」

「それなら良かった。じゃあ改めて自己紹介するね。私は天瀬 桃。呼び方は好きにしてね。これからよろしく」


天瀬あませ 桃!!なんて素晴らしい響き!


「では、桃先輩と呼ばせてもらいます。私のことは柚希と呼んで欲しいです」

「呼び捨てするのはあんまり慣れてないんだよねぇ。柚希ちゃんでもいいかな?」

「アリですね。結構アリです」


凄くいい。私の名前を呼びながら甘えた声で抱きついてくる……なんて妄想が膨らんでしまって少々ムラムラしつつも桃先輩とのお話を楽しんだ。でも時間というものは残酷で…寮に帰る時間になってしまった。泣く泣く生徒会室を後にした私は寮に向かって歩いていく。やばい、、ムラムラしてて死にそう。その辺の手頃な子を引っ掛けても良いんだけど…万が一桃先輩に見られたらと思うと流石にそんな危険は冒せない……焦りは厳禁だけど…早急に押し倒してイチャつけるくらいにはならなきゃやばいかも。

次の予定は……押し倒すことかなぁ

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る