お話、楽しく拝見させていただきました！！
心を持っている人間と、本来心なんて持っていないはずの悪魔の対比構造を描いたお話なんだと思わせておきながら、最後に主人公の視点があるおかげで「実は悪魔にも誰かを思う気持ちがあるんだ」と気付かせる。そんなどんでん返し！！
人と悪魔を用いて、相手の視点に立ってみないとその実は分からないという相対主義に踏み込んだ思想的挑戦！！
人の愚かさだけではなく、契約を持ち込んだ悪魔すら秘術の成功を確証できていない（それどころか失敗の可能性の方が高い）というあまたの存在が持つ無計画性への警鐘！！
前中後半、どこを切り取っても楽しめるような作家さんの構造に対する深い知見を伺うことができて面白かったです！！
他の作品も拝見させていただき次第、応援コメントをさせていただきます！！
ありがとうございました！！！