設定2 生き物・魔物

植物

子泣木苺こなきいちご:成熟すると『ビェーーーン』と鳴く木苺。抱きかかえられるくらい大きく、跳ねて移動する。一部の地域の文化では赤ん坊が目一杯泣けるようにという縁起ものになっている



動物・虫など


・馬:馬の総称。ただし、エルフやドワーフが指す馬は、聖馬と言われる特別な馬なことが多い。

・山鹿:山に生息する鹿の総称。ただし、エルフが指す山鹿は、聖鹿といわれる神樹の森にしか生息しない鹿である。

・狼:狼の総称。ただし、エルフが指す狼は、風天狼という神樹の森にしか生息しない狼である。



悪魔デーモン:悪神の眷属の一種。魔法が得意で狡猾。人類や星を滅ぼすために積極的に暗躍する。魔石にも似た核を心臓の裏側に有している。



不死者アンデッド嘆きと不変の女神スリプサイオンの呪いによって、魂が輪廻の星々に帰れず不変となった存在。


・雪の鎧兜を纏った武者:その昔、とある国から来て、悪魔デーモンの大侵攻を食い止めて人々を救い、十の大悪魔アークデーモンと戦い死した武士。誉れ高き精神故に不死者アンデッドとなったが理性を保ち、己を自ら封印していた。しかし、己を滅することのでき、そして悪魔デーモン祓いの後継を託せるセイランが現れたため封印を解いた。その影響で周囲が異例の吹雪に包まれた。



幻獣:高い知能を有し、高度な魔法を使える生物。魔石は有していない。虫なども含まれる。個という意識が強い。


・キュウリの幻獣:キュウリの幻獣の総称。




・聖霊:神々の眷属。天使の輪っかを携えている。



竜:圧倒的な魔力と力をもつ生物の頂点に存在する。竜の因子を必ず有する。


・焔禍竜エルドエルガー:竜目竜科火竜属の一種。体長は50メートルほど。炎の化身で災禍の竜。人が敵う存在ではない。生まれた時から災禍の竜であり、負けなしだった。コチと戦い初めて死の恐怖を感じ、それ以来自分の目を奪った短剣を燃やし尽くそうとしていた。ただ、頭はそれほどよくなく、その短剣がどこにあるのか忘れてしまい、ヒダマリ花が群生している地域をずっと飛び回っていた。

・火竜:竜目竜科の一属。火の魔法を得意とする竜の総称でもある。



亜竜:竜の因子をもった魔物。先祖は普通の竜。


亜騎竜あきりゅう:亜竜目亜騎竜科の総称。竜の因子をわずかに有する二足歩行する生物を指す。前足は高度に発達しており、物を持ったりすることもできる。体格の小さな種は人類に馬の代わりに使役されていたりした。

亜榛竜あしんりゅうエルスレザール:亜騎竜科亜木竜あぼくりゅう属の一種。巨大な肉体をもち榛の木の尻尾を生やしており、榛の木を自由自在に生やしたり操ったりできる。肉も食べれるが、実は植物を好んで食べる。

・亜木竜:亜騎竜科亜木竜属の総称。どこかしらの部位が植物となっている亜騎竜を指す。



古竜:四本の足と翼脚を持ち、『ことば』を操る特殊な竜の総称。おとぎ話のような存在で、個体によってマチマチのため一概にはいえないが、天災級の魔物とタメを張れるほど強い。相性によっては、天災級の魔物を一方的に食い殺せるほど。



魔物:魔石を宿した生物。悪神や悪魔デーモンなどによって呪われた生物が呪いに適応するために進化した存在。


・翼の耳で飛ぶウサギ:翼の形をした耳で空を飛ぶウサギ。魔物。それなりに強い。肉美味しい。

・地面を泳ぐ大鷲:生きているうちの半分を地面の中で泳いで過ごす大鷲。それなりに強い。肉美味しい。

沼巌蟲しょうがんちゅうボルボルゼン:泥と岩を纏った巨大な蜘蛛型の魔物。背中に器型の岩を背負い、その中に泥沼を入れている。全長は40 m、高さは10 mほど。災害級の魔物。泥沼を生み出し操る。最大半径百キロメートル近くを泥沼に変えることができる。基本温厚。戦闘は得意ではない。それでも超強い。中欧諸国の国々が襲われた抵抗できずに壊滅するほど。あと泥臭くて不味い。味気もない。

泳泥根えいでいこんの一種:大根のように太く先端がとがっている根っこの魔物。泥を操り、泥の中を泳ぐ。花を薬の材料として使う。美味しい。子球で繫栄している。なお、リーリエ薬屋にいる泳泥根えいでいこんは特殊な成長をしており、あと十世代重ねると特殊な進化に至る。

反転猿はんてんざる:逆立ちして移動する大きな猿。あらゆる事象を反転させる魔法を使う。めっちゃ強い。

・カボチャの魔物:カボチャの魔物。色々といる。

鶏蛇コカトリス:鶏の体と蛇の尻尾をもつ魔物。卵で美味しいマヨネーズが作れる。

・三つ首の黒の大蛇:上位精霊を食べた蛇の魔物。竜の因子を獲得しており、かなり強い。

樹魔トレント:木の魔物の総称。

泳空えいくう魚:空を泳ぐ魚の魔物の総称。千匹を超える群れで回遊する。

・ツッコントビウオ:泳空えいくう魚の一種。鋭くとがった吻をもち、硬い物に突っ込み、一番深く突き刺さったものが群れのボスとなる習性をもつ。ヘルム領地周辺のツッコントビウオはシュトローム山脈にいる金剛亀に毎年突っ込む。

・金剛亀:巨大な亀。シュトローム山脈に生息し、アダマント並みに硬い甲羅を持つ。動きは鈍く、攻撃力はそうないが、防御力は古竜の攻撃を防ぐほど。

・炎の針を生やした巨大なハリネズミ:炎の針をもつ巨大なハリネズミ。強い。動物や人、特に人を炎でじっくりと焼き殺すのが好きな魔物。そのため、炎の悪魔針鼠、略して炎魔鼠とか呼ばれている。

・月蟹カルキオーノ:世界一美味いと言われているカニの魔物。見た目も世界一美し、月光のように輝く甲羅を持つ。特別なフェロモンを風に乗せて放ち、子供である星屑蟹の成長を阻害するため、一つの地域、およそ半径1000 km以内に一匹しか存在しない。強くはない。ただ、カニ系の魔物を支配する力を持つ。カニの女王とも呼ばれる。

・星屑蟹:月蟹の子供。月蟹には及ばないが、かなり美味しい。特別なフェロモンを出しており、自分の位置を他のカニに知らせることができる。また、命の危機を感じると周囲に気分の高揚と強制睡眠の効果を持つ匂いを放つ。

・歩きキノコ:歩くキノコの魔物の総称。通常のキノコは歩かない。また、コアは愛好家がいるらしく、どこかで学会が開かれているとか。セイランも学会員の一人。

・タケノコを背中から生やした豚:タケノコを背中から生やした猪系の魔物。美食家がこぞって求めるほど美味い。

百刃ひゃくじん蜘蛛:お腹から百の刃の手を生やした蜘蛛の魔物。体長は四メートルほど。伯爵家ほどの規模の軍が総出で倒しにいくほどの強さを誇る。

・キュウリの魔物:キュウリの魔物の総称。

山企鵝やまきが:山、特に雪山に生息する企鵝きが、ペンギンの魔物の総称。どの種も基本的に数百単位で共同体を作り、仲間を襲ったり傷つけたものを執拗に追い回す性質をもつ。氷や雪に関する魔法をよく使う。

王水茸おうすいきのこ:強酸の液体をまき散らすシメジの魔物。歩きキノコの一種で、体長は3 mほど。

・ガーゴイル:動く石像の魔物の総称。

・パイナップルを被ったガーゴイル:パイナップルを被っているガーゴイル。その土地の風習だろう。

・狼にも似た巨獣:ハンマーの尻尾をもった四足歩行の巨獣。とても強い。

三海駒みつかいのこまドラークバスタード:三つの顔を持つタツノオトシゴの魔物。体長は1 mほどでふよふよと浮き、雷を放つ。竜の因子を持っていた痕跡が見つかっており、祖先は亜竜。

・絶叫人参:絶叫する人参の魔物。その悲鳴を聞いた者は即死する。ただし、ある魔術をかけてやれば無効化できる。

顱借虫ろかりむし:ヤドカリにも似た巨大な魔物。魔物の骸骨を背負い、その魔物の能力を魔法で再現することができる。

八岐やまた蛇:八つの頭と尻尾をもつ大蛇の総称。キリでも討伐には伯爵以上の騎士団が必要となる。ピンは災禍の存在。

・凶悪極まりない熊:凶悪極まりない熊。侯爵家や辺境伯家など、高位貴族が有する騎士団が出動するレベルの熊の魔物。

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