第10話四条大橋の風と一つ年下の大男
生牡蠣の魅力とは
何?
一つ年下の大男。
体格が僕とは大幅に違いすぎる!
傘を差し出した男。
傘はブランドものなのか?ルイヴィトンの傘?
何だっていい!
顔も知らない生牡蠣が席巻している僕の心に焚き火でも焚いて追い払うしかない・・・!
遅すぎた「キミに捧げる唄」の歌詞を書いた楽譜を握り潰し、サウスポーの僕は、八坂の方へ向かい四条大橋の欄干に沿って投げた!
橋上の風力が勝って加茂川へ堕ちる。
顔も知らない生牡蠣が席巻している僕の心に焚き火でも焚いて追い払うしかない・・・!
遅すぎた「キミに捧げる唄」の歌詞を書いた楽譜を握り潰し八坂の方へ向かい四条大橋の欄干に沿って投げた!
橋上の風力が勝って鴨川辺りへ堕ちる。
「私ね、博愛主義者なの!」
都合の良い言い方だなと、感じた。
「河原町から乗るよ。大阪の社員寮に帰る。」
背中の西日が燃える様に暑い。
冬物のブルゾンを着ていた。
フ
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます