松ぼっくりを拾うリン

高下の舞台にやってきたリンと千明。


千明はそのまま屋外で雑魚寝。

何やら第一話を思い出すシーンですね。

その時はなでしこでしたが。

ぐがーと大きないびき。


次に映るときには段ボール装備。

リンが拾ってきたのかな。


とりあえず空き地を散策し始める。

その中で松ぼっくりを拾います。

今作一回目の松ぼっくり。


ここ。


鳥肌が立ったのは、

コンニチハ が無かったからです。


リンの「大人になった」ことでの変化が、

この一瞬に凝縮されている気がしました。


松ぼっくりはしゃべらない。

そんな当然の現実を観客に示す。

うわー。


出版社で仕事する場面まで遡りましょう。


上司の刈谷さんの発言から、

編集長に却下されたカフェ企画の他に、

もう一つの案を練っていたことが解ります。


どんな内容なのかは明言されませんが、

間違いなくキャンプ関連の記事でしょう。


そうであるという前提で進めると、

キャンプ関連の企画を自ら放棄するリンは、

既にキャンプと距離があることになります。


「ソロキャンガール」の曲が流れる一方で、

リンのキャンプの情熱が薄れつつあること。

それがじっくり表現されてた気がします。

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