チート! 異世界を支配した俺は勇者を召喚する

内海

第1話 この世界は暇になった

「シュウト、敵対勢力の制圧は終わったよ。これでザナドゥ王国に反抗する組織は無くなったさね」


 王城の執務室で報告を受けた少年シュウトは机に置かれた書類に右手でサインをしながら、左手ではメイドのスカートの中に手を入れて秘所をなぶって遊んでいた。

 シュウトの見た目は十八歳ほどで身長は一八〇センチメートル前後。

 黒い髪を軽く横に流し、精鍛な顔つきと細身ながら引き締まった体は色気すら感じる。

 服装は一見するとどこにでもいるラフな男の格好なのだが、全てが超一級品でシャツ一枚が市民の年収ほどもする。

 この男がザナドゥ王国の国王だ。


「今回も面白いやつは居なかったな。女もそれほどイイ奴が居なかった」


「どうする? メイドにするかい?」


「いいや、今回捕らえた連中は実験材料にでも使え。いや……パメラ、洗脳してからお前の所で使えるか?」


 パメラと呼ばれた女はニ十歳前後で身長は一五五センチ少々。

 赤い髪が乱雑に切られ、額に黒いバンダナ、小さな金の髪飾りを付けている。

胸元が開いたベスト、ダメージジーンズのようなズボンをはいている。

 スポーツをしている様な引き締まった体型で、胸はDカップ。


「無理だねぇ。あれしきの能力だと通常の洗脳でも精神が壊れるし、弱い洗脳だと相手に気づかれちまうよ」


「なら安い娼館にでも売っとけ。俺達の役には立たなくても体だけなら使い道があるだろう」


「わかったよ。よれよりもメイド、そろそろ限界じゃないかい?」


 左手をスカートの中に入れられてなぶられていたメイドはすでに膝がガクガクと震え、シュウトにすがるような目を向けている。


「忘れていたな。よし、こい」


 シュウトは座っていたイスを横に向け、メイドにズボンを降ろさせるとそそり立つモノをあらわにさせる。

 メイドの腕よりも太く長いモノの上に跨り、嬌声を上げながら腰を下ろしていく。


「パメラ、夕食時に考えている事を話すから、重鎮達を集められるだけ集めておけ」


「わかった」


 夕食の時間になると、巨大な食堂に続々と人が集まって来た。

 お姫様の様なドレスを着た美しい女、部分鎧を着た細身の女、金属の鎧を着こんだ大柄な男、子供のように小さく貴族の男装をした令嬢など、統一感など一切ない多種多様な人物たちだ。

 食堂の中心には大きなリング状のテーブルが置かれており、壁には絵画や陶器など高級品が並べられている。

 三十名近い人間が順番に着席していくが、少し高価なイスの席には誰も座らない。

 最後にシュウトが現れると全員席を立ち、シュウトが座るのを確認して着席する。


「食事の前に話しておくが、今度異世界から勇者を召喚する事にした」


「勇者っていうと、シュウト君と私、ヴァージニアが他の世界に呼ばれたみたいな勇者って事?」


「そうだアイカ。この世界に勇者が倒すべき魔王を用意して、手頃なスキルを与えて魔王討伐をさせようと思っている」


 アイカと呼ばれた少女は十六歳ほどに見え身長一五五センチ。

 肩にかからない黒髪短髪で、元々は日本に住んでいたが、こことは違う世界に勇者として召喚された女子高生。

 剣術に優れ外交に出ていることが多い。


「ほほぅ? まさかと思うがお前様、魔王はわれとは言うまいな?」


「エルノヴァ以外に誰が居る?」


「我は魔王ではない! 大魔王じゃ! そこの所は間違えて欲しくないのだがの!」


 エルノヴァは年齢は二十~三十ほどに見える女で、身長は一六八センチメートル。

 太陽の様なオレンジ色の長い髪で、まるで濡れ髪のように体にまとわりついている。

 薄い紫色の肌、真っ赤な瞳と細いあご、大きなスリットの入ったチャイナ服と目つきの悪さが相まって悪女っぽい。

 アイカが召喚された世界の大魔王であり、当時は敵として対峙した。


「副官としてラライラを付ける」


「ラライラ、久しぶりにエルノヴァ様の部下になるの?」


 ラライラ・ライラ、サキュバスだ。

 ピンク色の癖の強い長い髪、耳の上あたりから太く短いツノが頭に沿うように上に突き出し、背中には小さなコウモリの翼、エロ水着の様な格好をしている。

 豊満な胸(G)と腰のくびれ、尻は大きめでムッチリとした太ももが良い感じにエロい。


「お前たち二人で魔の森の奥地に古ぼけた城を作り、適当なモンスターを部下にして勢力を作れ。そうだな、一万もいれば良いだろう」


「わかったの! ハニーが楽しめるならラライラは頑張るの!」


「さて呼び出す勇者だが十代を二十~三十名の予定だ。呼び出す世界はキャロラインとレベッカに任せる」


「はいシュウトさん」


「お任せくださいシュウト様!」


 キャロラインは元は他国の王女だがシュウトに付いてきた女だ。

 年齢は十六ほどに見えて身長は一五二センチメートル、銀色で軽くウェーブのかかったロングヘアーで、耳元の髪を細く編み込み後ろでそろえている。凛々しさを持ちながらもあどけなさを残す目、控えめに微笑む小さな口、ドレスの上からでもわかる形の良い大きな胸の持ち主。


 レベッカ(女)は魔法兵を纏める魔法兵長だ。

 年齢は二十中ごろに見え身長は一七一センチ、ひたいに金のサークレットを付け、耳のあたりで黒髪が膨らんでいるショートヘアーの女は、全ての指に指輪をはめ、首輪やイヤリングなどの装飾品を多数身に着けている。

 鋭い目つきと細身の体で胸は小さい。


「シュウト様、呼び出す勇者とやらは戦闘経験があるのでしょうか?」


「それはわからない。もしもない場合はウィリアム、お前が稽古をつけてやれ」


「ハッ!」


 ウィリアム(男)は騎士団を纏める騎士団長だ。

 四十過ぎに見える屈強な容貌で身長は一九五センチメートル。

 金属の鎧を全身にまとい、薄い青毛で角刈りの男で顔が四角い。


「今決まっているのはこの程度だが、何か質問はあるか?」


「はいシュウトサマ。ユウシャさんは、どんなタイグウがいいデスカ?」


「待遇か、国賓こくひんとは言わないが、かなりの好待遇で接してやれ。なにせ持ち上げてやらないといけないからな、細かいところはキャロルに任せる」


「ハイ、ワカリマシタです」


 キャロル薄着褐色爆乳は二十歳前後に見える女性で、身長は一六〇センチメートル。

 とても薄着で下着に毛が生えた程度の出で立ちで、肌は薄い褐色、癖っ毛で桃色の髪は程よく広がり肩より少し長く、左右の眼の色は青と緑。腕と腹に小さな刺青があり、何より目を引くのは巨大ともいえる胸だ。片方だけでも自らの顔よりも大きい。

 大きな瞳でいつも元気に微笑んでいる


 それから十日ほどが過ぎ、シュウトは執務室のソファーに座りメイドの一人が修斗の上で背中を向けて腰を振り、左右にはスカートをたくし上げたメイドの秘所と豆を指で弄んでいると、一人の女が入って来る。


「シュウト様。勇者召喚の準備が整ったようでございます」


 青く長い髪をしたエルフが報告をすると、シュウトの返事を待たずにシュウトににじり寄りキスをしようとするのだがヒョイと顔をずらされて空振りする。


「ああん、シュウト様、意地悪ですわ」


「夜相手をしてやる。準備が出来たのなら早く終わらせよう」


 シュウトは立ち上がりメイドの腰に手を当てて振りを早くする、するとあっという間にメイドは果ててしまい、次は右のメイドに挿入するとあっという間に果て、三人目に挿入するとまたもやあっという間に果ててしまう。

 だがまだシュウトはイッていないため、仕方なくエルフの女に挿入し大量の射精をする。

 エルフを含め四人の女は痙攣して身動きが取れない様だが、エルフは儀式に必要なので肩に担いでで運んでいく。


「準備が出来たのか?」


 体育館よりも広い謁見の間に入ると、中には食事の時にいた重鎮が数名と他にも沢山の魔法使いや神官らしき人物が集まっていた。

 肩に担いでいたエルフを所定の位置に立たせ、シュウトは三段ほど高くなっている玉座に座る。

 玉座の右には赤髪のパメラ、左には部分鎧を着た細身の女性、その向こう隣りに元王女のキャロラインが立っている。


「シュウト、変装、変装しなきゃ」


 パメラに言われて思い出したように指を鳴らすと、その姿は白く長い髭を生やした小さな老国王になった。

 幻影魔法で服装も王様っぽくなっている。


「では召喚を開始するのじゃ」


 キャロラインが玉座の側を離れて正面の床にかかれている巨大な魔法陣の前に立つと、その隣にレベッカ魔法兵長が並ぶ。

 シュウトが魔法陣に向けて魔力を放出すると儀式が開始された。

 キャロラインとレベッカ魔法兵長が詠唱を開始すると他の魔法使いたちも詠唱を開始し、魔法陣にかかれた文字が中心から順番に光を放ち、サークル事に光を放つと一つ外のサークルに、そして次のサークルへと光を放ちそして一番外のサークルが光りはじめる。


 全ての文字が光を放つと中心から光の柱が上がり、光の柱は徐々に大きくなると魔法陣を覆いつくし、柱は更に太くなっていき謁見の間全体を覆い始める。

 そしてフッと光が消えると魔法陣の上には人が倒れていた。

 だが倒れている人数は二十人や三十人ではなく、千人を超える人数が倒れていたのだ。


 

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