ユスター王国建国記 設定・用語集

世界設定

世界設定「人種」

　人類の種族は３種族。種族間での混血は不可。

「海の民」

　世界で一番目に数が多い人種。

　生活が海中の為、他種族とはあまり関わらず、海中で生活している者が多い。

　肌の色は真珠色で、質感が硬めの肌触り。下半身は青い鮫肌のような質感で覆われており、魚型の尾がある。耳の部分に鰭、その後ろに鰓があり、鰓呼吸で水中で呼吸が可能。歯は鮫のように尖っている。

　大きさは魚部分が長く、上半身の人間部分は地の民より小さい。皮膚が乾いたり体温が上がったりする為、陸にはあまり長く出ていられない。

　鮫系魚類からの進化。数の多さで多数派を占める。

　髪の色、目の色は多種多様。

　多産で一組の夫婦が１５人前後の子供を作る。妊娠期間は４０日程。一度に二人～四人を卵の状態で産む事ので、双子、三つ子、四つ子の生まれが多い。

　平均寿命は昔は３０年程度だった。現在は（試練で延命しなければ）４０年程度。三種族の中では一番短命。

　成人の平均身長８０セーテ（センチ）程度。（尾まで含めて）

　女性型の方がやや小型。産卵型なので胸は少し膨らんでいるが、形だけ。

「地の民」

　世界で二番目に数が多い人種。

　肌の色は乳白色。頭に二本、枝分かれした白く短い角が生えている。

　鹿系動物からの進化。種族全体の特徴として、脚が丈夫で長時間歩くのが得意。跳躍力も高め。陸上型なので海中や空での活動は苦手。

　髪の色、目の色は多種多様。

　一組の夫婦が１０人前後の子供を作る。妊娠期間は１００日程。一度に子供を一人産むのが殆どだが、時折、双子や三つ子も産まれる。

　寿命は昔は４０年程度だった。現在は（試練で延命しなければ）６０年程度。

　集団生活に長け、集団の力でのし上がってきた。

　かつては空の民と地上の覇権を争っていた時期もある。数の多さで、世界全体での生息域は、地の民の方が多くなった。その後、空の民とはそれなりに融和して、一部の地域では混ざって暮らしている。

　成人の平均身長１００セーテ（センチ）程度。（角も含めて）

　女性の方が角が短めで、身長もやや低い。種族全体が小人で子供体形。哺乳類。

「空の民」

　世界で三番目の数の人種。人種の中では最も少ない。

　肌の色は褐色。背中に黄色い羽、耳に同色の羽毛を持つ。また臀部には同色の尾羽を持つ。目は黒目部分が多く、白目はほぼない。

　鳥からの進化。体重が非常に軽い。やせ型体型。

　髪の色、目の色は多種多様。

　一組の夫婦が５人前後の子供を作る。妊娠期間は１５０日程。一度に一人の子供を卵で産む。ごく稀に双子の時もある。

　寿命は昔は６０年程度だった。現在は（試練で延命しなければ）９０年程度。三種族の中では一番長命。

　体重が軽いので重い物を持って運ぶのが苦手。また、骨の内部に空気が入っていて海に沈めない体質。

　水中では戦えない。空中戦が一番得意。制空権を取れると強い。

　かつては地の民と地上の覇権を争ったが、現在は地域によっては共に暮らしている。戦争が激しかった地域では山岳地帯に国を築いて、地の民との交流を避けているところもある。種族発祥の地であるカシィ大陸は、現在もほぼ空の民のみ。

　成人の平均身長１２０セーテ（センチ）程度。