お漏らしの始まり

ジュッ...

?! 少し体が強張った。(え!...今ちょっとだけ出ちゃいました...)

[も...もう...無理です!]

ジュッ...シュ...ーシャー...

[やばいです!やばいです!ここで粗祖をするわけには行きません...]

ボクはニュースを見ているが、粗祖が少しでも始まれば、あの、温かい物が出てくるのはもう、止められない。 ボクは痛いほど出口を押さえているが、ショロショロと出てきてしまう。

[もうちょっと脱走だ!]

(脱走はだめだからねぇとパピヨンさんが仰言ってましたよね...)

ボクは脱走作戦をキャンセルして、ベッドに戻ったが、座るたびに尿意が増して行く。

[ダルメッシュさーん、入りますよー]

[あっ!先生、駄目です!]

その言葉が決壊の合図だった

プシャー!...しゅぃぃぃぃー...ジョボジョボ...

ガラガラ...

[あっ...ダルメッシュさん...]

(見られた...見られてしまいました...情けないです...)

ボクは尻もちを付き、その衝撃で、漏らしてしまった...あの温かい物が病室の床を濡らしていく。

[大丈夫?]

[全然大丈夫じゃありません...]

ボクは半泣きになりながらそう答えた。

[お手洗いを使うならいつでも出ていっていいからねぇ]

[はい。]

[服持ってきます。]

[分かりました...]

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