【真剣・カタリ場24時!!】

大崎あむ

ep1・オタクになれ☆

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【─オタク偉人伝・第三章より抜粋─】


[著・尾太オタ 小太郎オタロウ ]



 みなさんは『オタク』という言葉を聞いたことがありますか?


 そもそも、『オタク』の定義って何だ──と筆者は感じることが多く、それを考えると、夜も寝れたり、寝れなかったりします。


 この『オタク』という言葉は、近年ではより複雑で複数の意味を持つワードになったのではと感じます。


 何故なら、『マジ、まんじ』と同じ様に、色々な方面に使用できる印象を受けるからです。


 ある時は、誇らしい意味で。

 ある時は、悲観的な意味で。


 時代によって、その姿を変えて来たピカチュウみたいなモンです。


 例えば、アニメや漫画をよく見る人の事を『オタク』と言ったりすることがありますよね?


 ですが、一昔前はもう少し“限定的”に絞られて使われてたように感じます。


 要は、『美少女アニメ』や『コアな作品』が好きだったり、『ニコニ◯動画』でドナ◯ドのおとMADを観てる人等の事を指標していたのでは──?という事です。


 また、上記とは大分だいぶ異なりますが、現代でいう『陰キャ』というワードも、それに含まれていたと思います。


 いにしえの日本には『オタク』という言葉しか存在しなかった為、『陰キャ』というワードが誕生するまでは、『自宅警備員みたいな人』は、総じて『オタク』と評されていたという記憶が焼き付いています。


 つまり、ここでいう『オタク』というのは、前者とは異なり、悲観的だったり自虐的な意味合いで使用される『オタク』です。


 上記の悲観的な意味合いに関しては、先程さきほど述べた様に、『陰キャ』というワードが誕生した後に、上手く差別化された様に思います。

 

 その為、近年の『オタク』というワードは、若者の間ではあまり悲観的、又は自虐的な意味合いを含んで使用される事はありません。


 さて、これだけでも『オタク』という言葉には様々な要素や意味合いが含まれている事が分かります。

 

 私は、自分自身がオタクなのか、そうじゃないのか、どっちかなーって生涯かけて考えて来ました。


 最新のクールアニメを追ったり、流行の漫画を読み漁ったりするか、という観点で言えば、私はオタクでは無いと言えるでしょう……。


 しかし、二次元のキャラは好きですし、SNSでイラストを見たり、某動画サイトでアニメのOPを観たりする事はもちろん、偶にvチューバーも見たりします。


 幼少時代は、もちろんドナ◯ドで育ちました。


 ですが、流行のアニメに詳しくない事はコンプレックスになる瞬間もあります。

 オタクを名乗れる程、オタク度がmaxでは無いのでは──?と。


 そんな風に思った事、皆さんもあるのではないでしょうか。


 オタクでありたい。

 オタクで居たい。


 私は、友人にその事を相談すると、白熱の会議の末、友人はとある言葉を残しました。




『それ、人によるんじゃね……』




 …………。


 寝よ。

 

 


   ◇◆ ドナ◯ドのウワサ!!くしゅん!!



        【ep1・オタクになれ☆ 完】


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【宣伝】


『SATAN』と『カオサガ♾』もよろしくね✨

 

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