Qどうして怪しいと思ったのか?

少女の消失事件が起きた。

手がかりは、現場に残されていた、少女が持っていた消しゴムのみ。

それはブロッコリー型の消しゴムという珍しいものだった。

刑事の私は、とある男に聞き込みに向かう。

この男は、現場の近くをうろついていたらしい。

「これに見覚えは?」

私は男にブロッコリーの消しゴムを見せた。

ただし、現物ではなく正面から撮った写真だが。

「さあ、知りません」と男。

「本当か?」と私。

「本当ですよ。そんな珍しい消しゴム、一度見たら忘れませんて」

この発言を聞いて、私はこの男が怪しいと確信した。



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