Qどうしてふさわしくないと思った?
小学五年生になる僕のもとに、新しい家庭教師が来た。
どうやら自信家らしく、自分で自分のことを賢いと自称している。
うん。この人が僕の家庭教師にふさわしいか試してみよう。
「ねえ先生、質問してもいい?」
「もちろんさ」
「日本最古のお金は?」
「簡単さ、和同開珎だろう」
「アメリカの十六第大統領は?」
「リンカーン。常識だね」
うん、やっぱり。僕はうなずく。
この人は、僕の家庭教師にふさわしくない。
Qどうしてふさわしくないと思った?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます