Q男子は何を間違えたのか?
高校に入学した私は、囲碁部に入ることにした。
「君も囲碁やるの?」
部室の前に行くと、突然男子が話しかけてきた。
「俺も好きなんだよ囲碁。奇遇じゃん」
たぶんこの人、クラスメイトだ。
「あなた、本当に囲碁好きなの?」
私は聞く。私の顔目当てに、とにかく話しかけようとする男子は昔から多い。
「好き好き、マジ好き。よくじいちゃんと指してたんだよ」
なるほど。
「はいダウト」
私の指摘に、男子の顔が固まる。
「私、その間違いがいちばん嫌いなの」
Q男子は何を間違えたのか?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます