真夜中の宴

俺は墓の中で考えていた


あれほど多くの書物があって


あれほど多くの人間が居て


今日じゃあ誰も覚えてない


供え物を漁る乞食の唄が聴こえる


あれほどの幸福があって


あれほどの不幸があって


今日じゃあ誰も覚えていない

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