子供
焼けただれた子供が
芋虫のように
地面を這いずっている
全身の皮膚が爛れ焼け落ち
二度と2本の足で立つことなどできぬ
わずかに動かせる両腕で
ずり、ずり、と地面を這っている
焼けただれた子供
笑顔もなく
喜びも
悲しみも
苦しみもない
焼けただれた子供
おお、動いてはいるが
実際にはあてどなど
どこにもない
二度と花の咲くことのない土地で
生命の針が止まるまで
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