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第1話 退魔士の帰還への応援コメント
ウゴクヨミヒルです。企画へのご参加ありがとうございます。
割烹のコメントに申請がありましたので、構成評価をつけさせていただきます。
https://kakuyomu.jp/users/ugokuyomihiru/news/16818792437886435843
リアルに感想を述べてくれる人がいないとのこと、ではご所望通り、厳しい目線でみていきますね!
>―――――――記憶喪失になっても案外困る事はない。
から
>〜市役所の地下だったなんて。
まで読みました。ちょうど1話全部です。
### 通読中に気になったこと ###
>―――――――記憶喪失になっても案外困る事はない。
初っ端、ダッシュが長すぎる気がします。意図はわかりますが視覚的に「なっが」という気持ちの方が強いです。と、視覚から感じる印象も考慮するとGoodです。
作品の雰囲気的にこれで合っているなら、こういうのはもう少し読者が作品を知ってからの方が無難。前後の謎の空白行も役割が謎。もしかしたらこの小説の1ページ目はこれだけって感じかな。それがまさに自己満というやつですね(もしそうなら)。
あと、ダッシュは基本的に偶数個でつかいます。そのダッシュは7つ(奇数)なので一応指摘します。三点リーダ(……)もそうです。厳格なルールではありませんが、小説の基本、出版社の慣例として長く伝えられていることなので、もしそういうのにご存じなければ、一応調べてください。知ってて奇数個にしたのならOK。後は統一できているかどうかですね。
>それは俺が特殊な環境に居るせいか、それとも元からそういうドライな性格だったのか。俺には12歳の11月6日より前の記憶が無かった。何故そうなったのかは分からないが、日常的な動作や物事は覚えていたのに加えて目が覚めた時の異様な状況に、そちらの方が困惑した位だった。
最後のここ「日常的な動作や物事は覚えていたのに加えて目が覚めた時の異様な状況に、そちらの方が困惑した位だった。」がちょっと苦しいです。
何を言ったかよくわからなくて、二度三度読み返しました。
・日常的な動作や物事は覚えていたのに
・加えて
・目が覚めた時の異様な状況に、
・そちらの方が困惑した位だった。
最初にこう区切って読んだ場合、「そちらの方」というのが、どの言葉にかかっているのかが絞り込めないです。
で、読み返すと今度は、
・日常的な動作や物事は覚えていたのに加えて
・目が覚めた時の異様な状況に、
・そちらの方が困惑した位だった。
という風にも読めることに気づいて、この人物は何を言ってるんだ? となります。結局何が言いたいのかよくわかりませんでした。この人物はそういう病気を抱えた人?
あと、「困惑した位」は「くらい」が無難。「位」は順位で使われることが多い漢字なので、視覚的に読者フレンドリーと思えない。主人公の人格的に合っているのかもしれないけど、読者の違和感の方が勝ります。
>「しばらくぶりだね。最近の調子はどうだい?56番、いや、本田祐也って名乗ってるんだっけ?」
>「名乗ってるんじゃなくて、そういうことになったんです。先生」
>床も壁も天井も白い空間、診察室で白衣を着て軽く手を挙げ挨拶をする目の前の人物。俺のことを番号で呼ぶのはこの人位だ。彼は松崎大誠、俺の担当医だ。
「床も壁も天井も白い空間」って割とよくある診察室のように思えますが、ここの地の文は主人公目線で、こうやって意識しているくらいなので、そういう診察室があまりない世界なのか、特別な施設の空間か。どっちにしろなぜこれを意識したのか=読者に印象づけたのか、がわかりにくい。
場所の状況を読者にも提供する上で、この人物の一人称で書いた為に、含意が欠けている気がしますね。
「診察室で白衣を着て軽く手を挙げ挨拶をする目の前の人物。」は詰め込み過ぎかなぁ。
「この人位だ」は「この人くらいだ」が無難です。それより、この手の境遇に陥ったキャラってだいたいが周囲から番号で呼ばれがちで、むしろ名前で呼んでくれる人に特別感がある。だから、他の作品のあるある設定とは違うんだな!って思いたいところなんですが、作者はこの「俺のことを番号で呼ぶのはこの人位だ。」のフレーズが書きたかっただけでは?という不安の方が大きいですw
果たして作品の設定と整合性がとれているのか、この後に期待!
>「右腕の具合はどうかな?」
>「向こうでも診てもらったので大丈夫です。調整は少し違いますが」
>「それはいけないな。今すぐ私が調整しなくては。君の右手は僕が造ったのだから」
>「・・・」
いいねいいねー! 「向こう」はいい意味で、続きが気になる牽引要素になりますね。
ただ、こういうところで義手のディティールが知りたいですね。
ファンタジーなので現実にはない技術で作られていると思いますから、その世界観を読者は作者の言葉のセンスで感じさせてほしいわけです。まだ冒頭、読者に作品を正しく知ってもらう為のスターターキットを展開して見せるフェイズですよ。映画で言うならPVの役目も背負っています。
まさかこれだけで、ハガレンのオートメイルとかアイアンマンみたいなのを想像させたつもりになっていませんよね。
>俺の右手は義手だ。それは覚えている一番古い記憶。目が覚めて最初に思ったのは身体の違和感だった。その違和感のあった箇所、右手に目をやると機械の腕だった。この松崎先生が着けたらしい。それは12歳の俺の身体に合わない大きさだったが直ぐに調整され、以降俺の成長と共に調整され続けた。
ここは文章が壊れています。
「俺の右手は義手だ。それは覚えている一番古い記憶。」は、「俺の右手は義手だ。それが覚えている一番古い記憶。」だと思いますし、そうなると「俺の右手は義手だ。」は別の時間軸の回想なので、別の括弧(“”とか『』とか)で区別しないと、今の言葉なのか、過去の言葉なのかがわかりにくいです。
先を読むと「目が覚めて最初に思ったのは身体の違和感だった。その違和感のあった箇所、右手に目をやると機械の腕だった。」とあるので、やはり冒頭の言葉は過去に思ったことなんだと思えます。
>先ほどの部屋から奥の扉に入る。ここは松崎先生の研究室だ。相変わらず整理整頓のされていない場所だ。そこらじゅうに撒き散らされた資料や乱雑に置かれたファイル類、いつ食べたのか分からないカップラーメンのゴミもある。
先ほどの部屋ってどこだ? まじでどこだ。
たぶん今いる床も壁も天井も白い診察室のことなんだろうと思いますが。
「ここは松崎先生の研究室だ。」ってなんか、AVG系のゲームでエリアチェンジした時に表示されるテキストメッセージのような既視感があります。違和感。一度そう思えたのでそれ以降の文章もテキストウィンドウに収まっていそうな印象がw
これだとただの情報なんですよね。たぶん空気の違いや臭いとかあると思うので、読者の感覚を刺激する情報を提供しましょう。基本的に目で見える情報は書かなくても浮かびます。
>しかし一番目を引くのは正面にある複数のモニターと他では見たこともない機械だ。見たことは無いが用途は分かる。俺は義手を外し先生に渡す。先生は義手をその機械と接続し調整を始める。モニターに映し出される様々なデータ、先生はそれに苛立っている。
「一番目を引くのは正面にある複数のモニター」とあるので、これはこの主人公にとって目を引くってことになりますけど、なんか違う気がします。主人公はこの部屋に何度か入ったことあるのでは?
「他では見たこともない機械」がどんなのか知りたいです。
あと「見たこともない機械だ。見たことは無いが用途は分かる。」と、見たことがないっていう描写が連続していて視覚的にかなり気持ち悪いw
「俺は義手を外し先生に渡す。」で、どんな風に外したのかが知りたいんですよ!
例えば固定具を外して、クルッと回して抜き取る感じ? それとも意識するだけで固定が解除されるとか? 痛みはあるの? 神経接続のONOFFは? それともそういう感じじゃないただの義手? 読者はファンタジー要素を期待しながら読んでいます!
「先生はそれに苛立っている。」ですが、すぐ次のセリフの言葉の圧でそれはわかります。苛立っていると思えた特徴を書いてほしいですね。例えば、工具を箱に戻す時の音が雑になるとか、キーボードを叩く音が強くなるとか。独り言が多くなるとか。
>「何だこの調整は!!折角の退魔機構の性能が24%も下がっているじゃないか!!全くこれだから他の馬鹿研究者共は!!だから僕も着いていくと言ったのに・・・!!」
なんか説明口調すぎて、舞台のお芝居っぽい。ダメじゃないけど、この先この感じで統一できているかどうかが課題になりそう。
>先生は自分以外がこの義手の調整をするのが大変気に入らないようで、他の研究者に暴言を吐きまくっている。松崎先生は口も性格も悪い。彼が医者や科学者等に成れたのは、そのマイナスを補って余りあるほどの天才だからだろう。と彼の開発した義手ユーザーの俺は思っている。
言葉遣いが5ちゃんねらーの文体並にチグハグしていますね。
例えば、今感じているこの作品の世界観と主人公のキャラにあった言葉だと、多分こんな感じだと思います。
大変気にならない → ひどく嫌う
暴言を吐きまくっている → 容赦なく罵倒している
成れたのは → 名を馳せたのは
マイナスを → 欠点を
こうしても、主人公や世界観は何も殺さないと思うんですが。
作品や人物に合った言葉遣いができていないように思えます。
>「ああ、そういえばさー」
>毒を吐き終えたのか、ふと先生が画面を見て何やら調整をしながら話しかけてくる。流石だな。あっちでは数人掛かりで必死な思いで調整していたのに。
お、これはいいですね。松崎先生のすごさがわかる。伝え方も小説らしくて◯。
しかしやっぱ、特殊な義手なんだから、どんな義手なのか知りたいっすね。
「話しかけてくる」は「話しかけてきた」ですね。時制に注意。
「毒を吐き終えたのか、」と書くなら「口調が大人しくなった」とか「吊りあがっていた眉が下がる」とか、毒を吐いていた時との違いに一言触れてほしいです。これだと「毒を吐き終えたのか」から感じられる含意が使われないまま、「ふと先生が画面を見て何やら調整をしながら話しかけてくる。」に無理やり場が飛ばされた気がします。
>「あっち・・・京都はどうだったのかな?」
>「魔物がかなり強力でした。流石京都ですね。日本退魔の最前線なだけありました」
「かなり」は劇中の人物の語彙力設定として正しいとしても、チープ、子供っぽい。読者的には、この人物の格付けランクを落とすしかない表現だなと思いました。この主人公はその職のエキスパートではないんですか?
「あっち」はこの先生の変人感と調和しているので違和感ないです。
>俺はつい最近まで京都に行っていた。この施設で目覚めた俺は記憶喪失だったが、拾ってくれた恩を返すために、自ら訓練に参加させてくれと懇願した。要求は通り、基本訓練に加えて特殊訓練を受けることになった。それから6年。18歳になって初めての特殊実戦訓練の為に俺は京都に出向いた。そして京都で4年間、退魔士の敵、魔物と戦っていたわけだ。
やっぱりエキスパートだ。経験を京都だけに絞っても、4年間も戦っていたなら尚更さっきの「かなり」が釣り合っていない気がします。劇中人物の語彙力として正しいのかもしれませんが違和感の方が強いです。
>「聞いたよー。4人犠牲になったんだってね?君の隊は」
>「・・・・・」
>「君以外の隊員は全滅。悲惨だね~。君は悪くない。君の側にいて死ぬ方が悪いからね」
>「アンタは、俺を怒らせて何がしたいんですか」
うんうん。
この少しずつ関係性がセリフを通してわかってくる感じは小説的で◯
「何がしたいんですか」はモヤっとするけど。
「アンタは、俺を怒らせたいのか」じゃないのかな。
>正直この人に会う時点でこうなるだろうとは思ってはいた。だが考えていたのと実際言われるのとでは全然違う。それに先生は笑っていた。嘲るように。目的があるのかは知らないが俺を怒らせようとしているように感じた。
「正直この人に会う時点で」は「ここに来る時点で」というニュアンスかなぁ。
「それに先生は笑っていた。嘲るように。目的があるのかは知らないが俺を怒らせようとしているように感じた。」の部分は、主人公のソーシャルスキルの断片情報としてありなんですが、ここに必要な地の文がわからなくてフィーリングで文章を繋いだだけのようにも読めてしまうのが非常に残念!
>「おっとそんな怒んないでって。君が感情をコントロールできているか試しただけだよ」
先生のセリフから感じる印象には違和感ないっすね。
>「俺のせいで隊の仲間が死んだのは事実です。だからそれについてはいくら言おうが受け止めます。しかし死んだ仲間を悪く言うのは止めて下さい」
しかしこの主人公のセリフはまだ作品に合ってるという感じがしないです。とにかく冗長すぎるし、それでいて真剣なので、カブトボーグ系のシュールなアニメを見ているような気がしてくるんです。
>「よし。付けてみてくれ。新たな普段用の人口皮膚も違和感を感じないだろう」
ほらやっぱり、現実にはない特殊な義手だ。
「違和感を感じない」は二重表現との指摘も多い書き方ですが、劇中人物の口調として正しいならOK。
>どうやら調整が終わったようだ。先生に手渡された義手を付ける。そのままでは動かないが力を流し込むことで自分の手の様にスムーズに動いた。後は実戦まで確認しようがない。
「どうやら」と書くのは、はっきりとしことがわからない時です。松崎先生は変人寄りのキャラだと思いますが、主人公からみて作業の終了がわからないほど変わったスタイルなんでしょうか。主人公の義手の構造に対する理解度も相応にあると思いますが、ここに反映されていないと思えます。
「先生に手渡された義手を付ける。」ですが、片手で受け取って、とか、受け取った瞬間の重さとか、そういうディティールを提供して、読者の感覚と作品の感情をシンクロさせましょう。
「力を流し込むことで」どんな感じ? 踏ん張る感じ? きばるかんじ? 念じる感じ?
「スムーズに動いた。」ではなく「動く」かな。これは主人公にとっての既知の事実兼、読者宛の情報提供ですよね。時制がおかしいです。
「後は実戦まで確認しようがない。」は、「後は」の部分にいろいろ閉じ込めすぎです。たぶん戦闘時に使う機能のことだと思いますが、少しくらいは触れないと何もわかりません。詳細を書く必要はないんです。例えば、セーフモードのランプは緑だ、とか。弾数を確認した、とか、兵器としての役割を想像させたほうがいい場面です。
あと、この時もこの主人公は、義手のどこかにあるランプやパネルなどでステータスを確認していたりとか、義手の指を開閉して具合をチェックしていそうですが、何も書かれていないので、何もしてないことになります。
指の関節が駆動した時に内部のモーターや回路が神経回路と呼応する感じとか……、いろいろ書くのが楽しそうなところのはずなんですが。
松崎先生のおっしゃった「新たな」に注目しないのもなぜだろう。
ここまで、そういう世界観のディティールを伝えようとする意思が全く感じられないです。
>「そうですね。大丈夫です。ありがとうございます。それでは失礼します」
>「おや、もう行くのかい?もっとゆっくりしていけばいいのに」
>「用事があるので」
>「それなら仕方ないね。また調子悪くなったら来てね。56番」
>先生が別れ際にも煽ってくる。だが、実のところ俺は何故56番と先生に呼ばれるのか分からない。どうせ俺のことを実験動物のモルモットにでも見ているのだろう。被験体56番、というような感じで。
「だが、実のところ」に対応する情報がないです。
「被験体56番、というような感じで。」は書かなくても分かるニュアンスなのでくどく感じます。
>研究室、診察室と扉を開け廊下に出る。診察室と同様に真っ白だ。廊下を歩きエレベーターに乗り地下1階から地上1階へ行く。エレベーターのドアが開く。すると目の前に書類を大量に抱えた人物が立っていた。
やっぱり研究室は最初にいた診察室から繋がってる部屋のことですよね。
それそれとして、ここの文章はなんというか書かなくてもいい情報のオンパレードですね。
「診察室と同様に真っ白だ。」
真っ白がそんなに気になる? 気になるなら気にする理由を書くか想像させてほしい。
「廊下を歩きエレベーターに乗り地下1階から地上1階へ行く。」
歩く、もここで書かないとダメな感じ? 歩いてる存在が目立つ?
「エレベーターのドアが開く。」
開く。で一拍置いてるので、なんか開いたことを強調したい感じになっています。
「すると目の前に書類を大量に抱えた人物が立っていた。」
立っていた、は書かなくても立っていることは伝えられます。
典型的な、脳内モニターの脳内映像をそのまま言葉に置き換えただけの、文字起こし長文になっています。伏線があるならそれと分かるようにしてほしい。
>「おう、本田か。松崎先生に診てもらってたのか。大変だな」
>「吉野先輩。大荷物ですね。手伝いましょうか?」
>吉野先輩は同じ職場の先輩だ。現在33歳、婚活中らしい。京都に行く前からの知り合いで、よく世話してもらっていた。
婚活中て、吉野先輩のそんなゴシップをここで読者が唐突に知る必要あるんですか?w BL系ならまぁわかりますがw
これだと、「よく世話をしてもらった」が意味深にw
作者が読者を笑わせようとして書いたならいいですが、そのために主人公がとってつけたようなことを言わされて、なんというか主人公が身代わりになっていますねw
>「こいつは松崎先生に持っていく物だが、手伝ってくれんのか?」
>「すみません。自分で言いましたがやっぱ無しで」
>「それがいいぜ。あんなのには出来る限り会わねーほうがいい。特にお前はな」
>「それって、どういう?」
>「ん、まあ、1日に二度も会いたくねーだろっつー話よ。じゃあおれは行くぜ」
『「それって、どういう?」』は後の伏線か何かなんでしょうけどさらっと流すもんじゃないですね。何か触れておかないと読者が読み落としを気にしてバックします。
>そういって先輩はエレベーターに乗り地下へ降りて行った。まあ俺も出来る限り会いたくはない。
ここ、読者の脳には、吉野先輩(婚活中)が一人エレベーターでに荷物を抱えたまま地下に下っていく孤独なイメージが染み付きます。そこへ「まあ俺も出来る限り会いたくはない。」という語りが重なります。作品が読者をどう楽しませたいのかよくわからないです。
>先輩を見送った後、途中すれ違う同僚や市民の皆さんに軽く挨拶をしながら通路を歩いて窓口の方へ、そしてそのまま外に出て振り返る。
「見送る」って、用法が違いますね。見送るは一時的、あるいは永続的な「別れ」のニュアンスを込めた場合に使う印象が大きいです。職場内の移動に伴う描写で見送る、は大袈裟です。
このあと吉野先輩が死ぬことを知っているならまぁいいんですが……。
>今でも信じられない。俺が12歳から訓練をして過ごしてきた場所が、市役所の地下だったなんて。
あ、そうなの? みたいな……。
今まで建物内の描写はありましたが「そうだったのかー!」みたいな感慨はないですね。
そして謎の空白行…………。
@@@ 総評 @@@
小説っぽさはあります。あくまでも主人公の心情を伝えて物語を進め、読者を楽しませようとしている意思が伝わってきます。
しかし、全体的に出来栄えの低さがネックになっているため、小説を書く上で基礎となる設計思想が欠落していると思われかねない、とても残念な品質になっています。
特に目立った弱点を4つ振り返ります。
まず、「ジャンルに求められる描写がわかっていない」です。
義手は主人公の一部です。つまり本作はガジェットもののジャンルにも分類されるでしょう。ハガレンのオートメイル、MARVELのアイアンマン(義手じゃない)などなど、メカメカしたもののディティールは作品の魅力に直結しますし、大きく貢献します。
しかし本作はこの第一話の中で、その義手のディティールにほぼ触れませんでした。よくある普通の義手であるとしても、それならそうとわかるように情報提供するべきですし、かと思いきや、途中から松崎先生が調整するシーンなどからやはり現実にはないファンタジーの義手であることがわかります。この後の話で詳細がわかるとしても、この1話の時点で、想像力を膨らませる仕込みをしない理由はないと思います。
仮に次話以降で詳しい描写があっても、唐突感を持つ読者の方が多いでしょう。読者は煽られた想像力で、答え合わせもしたいのです。この作品を映像で観たい!という気持ちにもなりません。
次に、劇中事実と記号化された情報との切り分けの工夫がないです。
冒頭で指摘した、名前と番号呼びの件がわかりやすいのですが、この手の作品ではよく、周囲から番号呼びをされる中で、一人だけ名前で読んでくれる人物にスポットが当たりやすいです。そういう決まりやお約束なことを「記号化された情報」と私は読んでいます。
しかしこの作品は逆で、名前呼びをされている中で、番号呼びをしてくる人物にスポットが当たります。その設定自体は全然よくて、むしろ他の作品にはない特徴として輝く部分とも言えるのですが、本作ではその記号化された情報が読者にあることを加味できておらず、「俺のことを番号で呼ぶのはこの人位だ。」という、一言でこの世界観の特徴を伝えたつもりになってしまっています。
記号化された情報は物語の理解を助けてくれるものとして、作者はうまく活用しなければなりませんが、工夫した使い方ができていないと、読者はただ違和感を覚え、没入しにくくなります。
劇中の人物が実際に発した内容を、正確に文字起こしすることが作業になってしまっていると、こういうところに気づけないです。
次、作品や人物に相応しい言葉遣いができていないです。
本作はギャグやコメディではなく、本格的なので、それ相応の言葉遣いが求められますが、指摘させていただいたように、5ちゃんねらーやカブトボーグのような、いじられやすいチープな言葉遣いが目立ちます。全体的に冗長で、文字にされていなくても分かることまで書いてしまっている描写も多いです。仮に主人公の未熟な精神を表現したのであれば、この一話内にそれとわかるヒントを提供するべきです。
最後に、本作からは心情で物語を伝えていく意思は感じますが、ほとんどは主人公の一人称語りだったからそう思えるだけな気配もぷんぷんします。
部分的に映像的描写がありましたが、小説で使う上で必要な工夫や考慮に積極性が見受けられませんでした。全体的に、画面に絵があることを前提としたAVGのテキストっぽさも感じます。
同調の品質になっていた作品の作者さんには共通して伝えていることですが、一度脚本の勉強をして、映像的描写と小説的描写の違いが嗅ぎ取れる感覚を身につけてみてください。そんなに難しくありません。
そして脚本描写という小説とは真逆の媒体への理解を通して、小説に求められる描写を深掘りしてみてください。映像的描写、小説的描写の見分けもつくようになり、小説がとても書きやすくなりますし、スキルアップの方針も定めやすくなります。
脚本と小説の違いについては、最近、始めた作品で解説していますので、よろしければ参考にしてください。他の方へつけた構成評価にも本作と被る指摘が多々見受けられますので、ぜひ参考にしてくださいね。
無限の猿定理 ーウィリアム・モンキーをやっつけろ!ー
https://kakuyomu.jp/works/16818792437698455343
作者からの返信
ウゴクヨミヒル様、コメントありがとうございます!!初めにですが今回、このような素晴らしい企画を開催してくださりありがとうございます!!まさか一文一文こんなに細かく評価していただけると想像しておりませんでしたので、驚きとともに大変嬉しく思っております。そしてその評価も的確で分かりやすく駄目な点を指摘していただきましたので、これからの小説投稿の参考にさせて頂きたく思います。
もう一度になってしまいますが素晴らしい企画を開催いただき本当にありがとうございました。
第58話 誘いへの応援コメント
少しずつ兄妹の距離が縮まっていく描写が素敵ですね。それはそうと、黄瀬兄の行動は理由が分からなくて不気味です。
ところで、勝手なお話なのですが、この作品のファンアートを描きたいと考えております。そこで、黒宮兄妹の容姿など詳しく教えていただくことなどは可能でしょうか?
作者からの返信
返信が遅れてしまい大変申し訳ありません!!!!手前勝手な事情ですが体調を崩してしまっていました。
話を戻します。まず初めに千瀬ハナタ様、いつもコメント大変有難うございます!!!とても励みになっております!!
ファンアートの件ですが大変有り難い申し出をしてくださりまさか自分の作品に!と感動しております。
描いて頂けると仮定したうえでキャライメージについてですが
主人公
黒髪です。あまり髪型に詳しくないので他の漫画のキャラで例えることしか言えないのが現状でして。書いていいのかわからないので伏せ字にしますがワン◯ン◯ンの就活中のサ◯タマみたいな感じで考えています。顔はある程度の面長、顔面は中の中くらいです。
身長175体重80kg(義手込み)成人済みで鍛えてもいますから他のメインキャラに比べたら少し大人びた顔つきで筋肉質ですがスーツを着ても目立たないくらいに抑えています。
黒宮涼華
黒髪のポニーテール。髪は長く腰より少し上までまとめた髪が伸びている。凛とした顔つきで年齢より大人びて見える、学校等では基本表情を表さないが兄の前だと表情を見せる。戦闘着は薙刀の服装を少し改造したもの。
ぱっと思いつくのこの辺です。多分情報が足りないと思うので何か説明不足の部分はまたお教えいただけると幸いです。
改めて、ファンアートのご提案、本当にありがとうございます!!
第1話 退魔士の帰還への応援コメント
【絶対読みます】企画からきました詩月結蒼です。
自分のせいで隊の人が死んでしまっただなんて、悲しいですね⋯⋯先生の言い方とか、表情とかが少し怖いです。もちろん、いい意味で。
企画に参加してくださりありがとうございました。
作者からの返信
詩月結蒼様、コメントありがとうございます!!
とても素敵な企画を開催してくださりとてもありがたく思います!!ありがとうございました!!
第55.5話 後編 転校生4への応援コメント
白銀の感じが少年マンガの王道主人公すぎる……祐也は祐也で王道なんですが、またちょっと方向性が違う感じでいいですね。
作者からの返信
返信が遅れて申し訳ありません!
千瀬ハナタ様、コメントありがとうございます!!!
白銀についてはあえてそういう設定というか言動というか立ち回りというか・・・をさせています!
そんなまるで主人公な白銀を気に入って頂けたら嬉しく思います!!
第55.5話 後編 転校生2への応援コメント
白銀が驚きそうな女子……まさか以前会った金髪の妹陰陽師??一体誰なのか、楽しみです。
作者からの返信
千瀬ハナタ様、コメントありがとうございます!!ご想像の通り転校生は金髪の陰陽師の黄瀬未來です!!
第55.5話 前編 白銀の悩み 2への応援コメント
白銀君に退魔士の資質があったことを思うと、やはり爺さんはその手の力がある人なんでしょうか。
それにしても博士がずっと怪しさ満点ですね。純粋に研究に貪欲なのか……
作者からの返信
千瀬ハナタ様、コメントありがとうございます!!
おっしゃる通り白銀の爺さんはいわゆるそっち側の人間です。
博士は今のところ協力していますが・・・という感じです。彼は研究に貪欲というのはその通りですが、彼の研究対象のあるモノについてのみ貪欲で他の研究開発は片手間に行っています。
第51話 歪な出会いへの応援コメント
凉華がだんだん慣れてきていて勝手に少し嬉しくなりました。タイトルが退魔士ではなく退魔師なのはなにか意味があるのかな……
作者からの返信
千瀬ハナタ様、コメントありがとうございます!
タイトルは一般的に退魔師表記の作品が多いのでそっちの方がわかりやすいのかな、と思いまして。一応理由もあります。後付けですけど・・・
第45話 新しい日常への応援コメント
白銀君は祐也が凉華の兄だと知っているんでしたっけ……?パニックが楽しみです。
作者からの返信
千瀬ハナタ様、コメントありがとうございます!
白銀は兄妹だったという事を知りません。知りませんが二人の微妙な距離感とか施設内に広まる噂とか諸々あって何か察してると思います。
第3話 邂逅への応援コメント
企画参加ありがとうございます。謎の少女と頭の痛み。記憶がよみがえったりするんでしょうか。(笑)先の展開が楽しみですね。
作者からの返信
十神 礼羽様、コメントありがとうございます!!その展開は記憶喪失ものの定番ですよね!!ご期待に添えるよう努力してまいります!!