和歌(其の78)

切ない別れ

告げる霜降り

朝の光

冷たく輝く

心も白し


この和歌は、切ない別れの情景を霜が降りる様子に重ねて表現しています。「切ない別れ告げる霜降り」という句では、霜が降りることを別れの象徴として用い、その切なさと寒さを感じさせます。次の「朝の光冷たく輝く心も白し」という部分では、冷たく清潔な朝の光が霜に反射して輝く様子を描き、それが主体の心情とリンクすることで、内面の感情も霜のように冷ややかでありながら澄み切っていることを暗示しています。この和歌は、自然の現象と人間の感情が密接に結びついていることを感動的に捉えています。

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