和歌(其の36)

心荒ぶ

時は何をも

苦となり

行うことすべて

重荷と感じて


この和歌は、心が不安定で荒れている時に、日常のあらゆる行動や任務が苦痛と感じられる心理状態を描いています。「心荒ぶ時は何をも苦となり」という句で、内面の乱れが、外的な活動に対する感受性を高め、すべてを負の感情で捉えてしまう状況を表しています。「行うことすべて重荷と感じて」という部分では、この心の状態が日々の責務や趣味など、通常は楽しんだり、遂行したりする活動までをも重い負担として感じさせることを示しています。この和歌は、心の平穏が失われた時の深い苦しみと、その影響が及ぼす日常生活への影響を繊細に伝えています。

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