和歌(其の18)

いつも観る

偏りあれど

好きかと

問われれば否と

曖昧な心地よ


この和歌は、特定のものを繰り返し観る行動と、それに対する複雑な感情の曖昧さを描いています。何かに偏って関心を持ちつつも、それが真に「好き」かと問われた時にはっきりと「そうではない」と答える心情を表現しています。「偏りあれど好きかと問われれば否と」の部分は、自分の興味や好みに対する自問自答と、その矛盾する感情を示しています。そして、「曖昧な心地」という言葉で、そのような感情の定まらなさや、はっきりしない心の状態を表現しています。この和歌は、人が何かに引き寄せられる心理の微妙さと、その感情の不確かさを繊細に捉えています。

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