第96話 第3層テストプレイ-交戦規程-
ジャイアント・トード、キミたちの奮戦を私は忘れない。
結果として、ジャイアント・トード5体1
私は無事、水着に着替えることができた。
「チィィ!」
「それでは、遅ればせながら、今回の交戦規定を発表します」
「……と言っても、この第3層『湖底神殿』自体が制限の多い構成となっております」
湖上においては、潮流による移動制限。
湖底においては、
流石に適性LEVELオーバーの
「ですので、今回の主な
「
第3層『湖底神殿』の湖面を見やりながら、ロベルタ狂王女殿下が言う。
湖岸には小舟が容易されているが、潮流が激しく任意に操船することはできない仕様となっている。
実質、特定の潮流に任せた一方通行なのだ。
しかし、
それらの
「もちろん。そこは
そしてどちらを選んでも問題ない迷宮設計を、魔王ダーナ・ウェルは作って見せた。
「あ! ひょっとして褒めてくれてる?」
「褒めてません」
「イチャつくでない!」
「イチャついてません」
「ませ~ん」
私が迷宮に想いを寄せるとなぜか反応する魔王ダーナ・ウェル。
褒めている訳ではありません。
良く出来ているなと感じているだけです。
そして、ロベルタ狂王女殿下。
決して、私と魔王様はイチャついている訳ではありません。
私は常に職場の人間との適切な距離を心がけております。
「ともかく
話が逸れたので、再度、
「ああ、それから私『スペクトの死亡』という敗北条件は今回も踏襲しております」
「毎回それが一番難度の高い縛りプレイなのですが……」
とはクヴィラ侍女長の言。
心外な。
こう見えても、第3層の敵の攻撃を一発くらいなら耐えられるくらい鍛えているのに……。
「縛りプレイ……縛りプレイか……」
そこの
貴女は痴女属性というだけで、もうお腹いっぱいです。
変態属性まで付加しないでください。
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