題名を伏せた読書感想文『三十回編』

負け犬アベンジャー

嫌がらせを受けることになった経緯と表紙からの印象

 度々話題に出している文化祭フェチが本を作ることとなりました。


 正確には同人誌です。


 目的は夏に行われるアノお祭りに参加するための大義名分欲しさの、いわばアリバイなようなものなのですが、それでもちゃんとしたものを作りたいとのこと、そこで何かアイディアないかとなりました。


 そこで私ともう一人のラーメンデブとがアイディア、カッコよく言えば企画なるものをプレゼンしました。


 内容を自画自賛込みで上げると、


 私の方は「絶対に面白いけどやるのが面倒い企画」で


 デブの方が「面白くないけど簡単で美味しい企画」となりました。


 採用されたのはデブの方です。


 これにはっきりと反対意見を述べました。


「小汚い男二人が川越あたりでラーメン食べ歩きしてるののレポートなんざ誰が読みたがるんだよ。女子高生とまでは言わないまでも女子大生連れてこい」


 的を射ている意見だと自負しています。


 ですがフェチは気に入らなかった様子で、それがグチグチと連なって、気が付けば恒例になりつつあるこの読者感想文によりにもよってと言った本持って来やがりました。


 キラキラした乙女のお話なんざジャンルが違うんだよ!


 こちとらアクション書きたいんだよ!


 ラスボスにウンコ投げつけるオチがサイコー言ってるやつになんでンなもん投げて来てんだぶっ殺すぞ!


 それでも本の帯にはいわゆるミステリーにありがちなドンデン返しがあります宣言、最後まで読めばわかるとのこと。


 読まずに否定するのは良くないので読みます。







 追伸、この本の代わりに一冊、フェチに本を貸してあります。


 読書感想文公開を楽しみにしております。

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