第14話 小手毬

若草の緑がまぶしい季節となりましたが、お健やかにお過ごしでしょうか。

色とりどりにさまざまな花が咲き競う、美しい季節を迎えました。

その中に、並んで咲き始めた小手毬(コデマリ)

小さな花が手毬のように集まって咲く花姿は愛らしく、

見ているだけで癒しとなるのでございます。


そよ風に揺らめく姿は清らか、

おぼろ月の光に照らされて煌めき、

一輪挿しでは たおやかに、

生け花では調和の中でしっとりと枝垂れ咲く。

わび、さび、映え、萌え、兼ね備え

どんな場面にも合う秀逸の花でございます。


和の国、にっぽんの心

忘れていたものを思い出しに来てください。


かしこ


小手毬より

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る