底辺冒険者の覚書

ダンジョン都市カッセル、ダンジョンの説明

ダンジョン洞窟入り口は馬車二台が悠然とすれ違えるほど広く、入り口周辺は石造りでまるで整備されたかのようになっている。

だがこれはダンジョンの成長と共に出現した構造物であり、ダンジョンの一部であるとみなされている。

ダンジョン一階層

迷路洞窟構造ではあるが作りは単純であり迷う事はない。洞窟の幅も広く、既に第二階層入り口は発見されているため第一階層に留まる者はほぼいない。主となるモンスターはスライムであり、他の魔物が出現したという事例は報告されていない。

通称スライム洞窟。

ダンジョン第二階層

開けたフロアが縦横に連なり、一定の間隔でゴブリンが出現する。フロア内には遮蔽物が点在し、油断をするとゴブリンの餌食となる。

ダンジョン第三階層

グラスウルフ階層、構造は洞窟式迷路構造、幅は馬車一台が通過出来る程。この辺から魔石の回収が行われる様になる。

魔石の大きさは小指の第一節くらいで冒険者ギルドで銅貨十枚で買い取られる。ドロップアイテムはグラスウルフの毛皮。

グラスウルフは単体から三体迄、集団で襲われる事はまずない。

ダンジョン第四階層

洞窟式、広さと構造形式は第三層と同じ。出現する魔物はグラスウルフとマッドボア。

ドロップアイテムにマッドボアの肉塊が加わる。

ダンジョン第五階層

フロア階層、遮蔽物がありモンスターの襲撃に注意が必要。

ゴブリン、グラスウルフ、マッドボアが出現し、グラスウルフに跨り攻撃を仕掛けて来るゴブリンライダーと言う魔物が確認されている。

ダンジョン第六階層

草原エリア。青空が広がり風がそよぐ草原地帯。癒し草、カモネール、カラミナ草といった薬草が採取出来る。

モンスターはグラスウルフとキャタピラー、ビッグスライム

ビッグライムの魔石は小指の第一節くらいの大きさ。

キャタピラーのドロップアイテムは糸玉、ビッグスライムのドロップアイテムは乾燥スライム。

ダンジョン第七階層

洞窟式、迷路状に入り組んでいる。

出現魔物はマッドボア（大）、グラスウルフ（大）、ワイルドバット。

魔石の大きさが銅貨サイズの球形になる。

ドロップしたフロア内では淡い光を発する様になるので見つけやすくなる。買取価格銀貨一枚。

ワイルドバットのドロップアイテムは蝙蝠の羽。

ダンジョン第八階層

洞窟式、迷路状に入り組んでいる。

出現魔物はマッドボア（大）、グラスウルフ（大）、ワイルドバット、キラーアント。キラーアントのドロップアイテムは蟻蜜。

ダンジョン第九階層

洞窟式、幾つかの中フロアがあり、魔物が徒党を組んで襲って来る。

出現魔物はマッドボア（大）、グラスウルフ（大）、ワイルドバット、キラーアント、ホブゴブリン。

ホブゴブリンのドロップアイテムはホブゴブリンの棍棒。

ダンジョン第十階層

草原エリア。入って直ぐがセーフティーゾーンになっており、ちょっとした街が出来上がっている。出現魔物はグラスウルフ（大）、オーク。

オークのドロップアイテムはオーク肉。

魔石の大きさは金貨サイズ。買取価格銀貨三枚。