第47話 同窓会

今日は高校の同窓会だ。

私が会場についた頃には、かなりの人数が集まっていた。

私は早速、仲の良かった何人かの同級生の輪に入った。


「A子、久しぶり」

「久しぶり。元気してた?」

お互いの近況報告が終わると、話題が学生時代に移る。


あの子と誰君が結婚したとか、分かれたとかいう、恋バナがメインだ。

話を聞きつけた男子も、何人か輪に入って来て、盛り上がった。


「そう言えば聞いた?」

急にB美が、声を潜めたので、皆が一斉に聞き耳を立てる。

「何?」


「M君っていたじゃん」

「ああ、あの根暗な奴」

「そうそう、あのおとなしい子。あの子ね、高校出てから、K代と付き合ってたんだって」

「マジ?全然合わないじゃん」


話題のK代というのは、かなり派手なタイプの娘で、当時クラスでも目立っていた。

男子にも結構モテていたと思う。

確かに地味なMと付き合っていたというのは、あまり想像がつかない。


「それがね。この間、自殺したんだって」

「マジか。何で?」


B美は更に声を潜める。

「聞いた話なんだけど、K代に相当お金を貢がされてて、お金がなくなった途端に、あっさり捨てられたとか」

「ひでえ」


皆がワイワイと言っている傍で、私は離れた場所で、別の同級生の輪の中にいるK代を見た。

じゃあ、K代の背中に張り付くように立っている、あれは誰?

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