第28話 【修行回】弟子を鍛え上げます!③

それからというもの光帆ちゃんはファイアボール以外にもアーススピアーなどの基礎技に重点を置いて覚えていった。


「よし!そしたら最後の技は上級魔法を覚えようか」

「はい!」

「詠唱は『偉大なる光の精霊よ!太陽のごとく辺りを照らし尽くせ!アポロ!』だよ」

「わかりました!えーと…『偉大なる光の精霊よ!太陽のごとく辺りを照らし尽くせ!アポロ!』」

あたりは激しい光で何も見えなかった…あれ?

「普通は攻撃で焼き殺せるはずなのにな…」

詠唱失敗か?けど光はちゃんと出てたはず…

なのにどうして…

まさか、イメージが違う?けどイメージで魔法を変えられるのは《《特異体質》の人しかできないはず…

「光帆ちゃん、今度は光から炎が出るイメージで詠唱してみて」

「はい!」

すると俺の言った通り光から火が出てきた

これはやっぱり特異体質だな、

「光帆ちゃん、あなた特異体質だわ、」

「特異体質?」

「魔法をイメージで変化させられる特殊能力のことよ、」

「そしたら初級魔法1個覚えるだけで全部の技が使えるんですか?」

「いや、ある程度しか変えられないよ、そして光帆ちゃんは光の特異体質だから光魔法に別の効果を付与するってことができる、逆を言えばそれしかできないんだ」

「なるほど、師匠にはないんですか?」

「私も水の特異体質持ちだ。普通は一つの系統の魔法を磨きに磨き上げて始めてできるようになる技なんだ、もとから使える人なんて世界の中でも片手で数えられるくらいしかいないよ」

「そんな珍しいことなんですね…」

「さて、特異体質の説明もしたことだし最後に実践してみておしまいだ!」

:さっきから話ついてけない…

:お、やっと動くか、

:特異体質って30年くらい修行しないとじゃないの?

:ほな咲も十分やばいやん


―ダークオーガ―

「いきます!」

〈光魔法:プリズムクラッシュ〉

あらゆるところが光りながら爆発していく対集団用だ

「ふん!」

光で相手の動きが鈍ったところに剣を叩き込んでゆく

『偉大なる光の精霊よ!太陽のごとく辺りを照らし尽くせ!アポロ!』

炎を出しながらまばゆく光っていく

「おりゃぁ!トドメだぁー!」

「一刀両断!!!」


たおしたかな?



「お疲れ様!いい戦いだったよ!」

「ハァ、ハァ、ありがとうございます!」

「最初よりも魔法を使いながらの戦闘が上手になってるよ!」

「もっと上手くなれるように頑張ります!」


:感動

:強スンギ

:お疲れ様


「そしたらこれで配信を終わりたいと思います!」

「「ご視聴ありがとうございました!」」

「「それじゃあ、グッバイ!」」


――あとがき―――――――――――――――――

こんにちは猫トロです

これにて二章は終了です

まだ3章の内容が待っていないので更新がすこ差し遅れるかもです

今後とも宜しくお願いします!

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