第17話 怪しい影

あぁもう全然進めない!

モンスターが多すぎるよ!

てかここCランクダンジョンじゃなかったっけ?

妖怪狂暴化スタンピートしててもなかなかAランクは出ないと思うんですけど…

そう考えてると背後から攻撃された、

《ノーマルスキル:加速》

「!?っあっぶねぇ…」

ってあれオーガじゃねーか!?

Sランクだぞ!?こんなダンジョンに出てきていいわけがない

下手すりゃ死人が出るぞ


もう出し惜しみできないな

《ゴッドスキル:アマテラス》

そう唱えると付近は豪炎に包まれる


ふぅ危なかった


:瞬殺!?

:オーガと対等だけでもバケモンなのに…

:強すぎて草

:祭の予感…


天津光帆アマツミホさんだいじょうぶですか?」

「、、、」

「光帆さん?」

「…はっえ、えぇ大丈夫よ、それにしても強いのね…」

「それほどでもないですよ」


それにしてもCランクダンジョンでは妖怪狂暴化スタンピート状態でもSランクが出てきたことはなかった。はっきりいって異例の事態だった


そもそも妖怪狂暴化スタンピートとは魔力が一部にたまりすぎたことで発生する事象だ

ダンジョンのランクもまた魔力量で決まる

なのでスタンピードが起きても二段階ランクが上がることでも十分異例なのだ

それが今回は三段階

これは誰かが意図的に魔力を強めている可能性がある…

またはダンジョンボスが改造されたパターンか


とにかくこのダンジョンに長くいると危険な匂いがする…

早めに終わらせたほうが良さそうだ

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る