第7話  老人の恋1

 喫茶店の常連客、中川さん男性75歳。鶴田さんの出現で、午前の部に来れなくなった。ということで、午後の部に来る。午後の部には奥様方(60~70代)がいる。話相手のいない中川さんは、話しかける。


「どこの宗教に入ってるんですか?」

「その宗教って、どんな宗教ですか?」

「政治は何党を応援してるんですか?」

「好きな議員さんは誰ですか?」


 親しくもないのに、そんなことばかり聞く。宗教や思想、政治に関しては個人の自由だ。ということで、奥様方から苦情が出た。ママさん(50歳)も、クレームが来たら動かざるおえない。


「こういう話題はやめてください」



 と言ったが、中川さんは変わらない。また、奥様方からクレームが来る。ママさんは板挟みになって悩み始めた。







  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る