第25話 発作ならず?の夜
お馴染みの発作が来ようとしている。
前兆があるのだ。
体感したら後はほぼ確実に発作がやってくる。
それでも今回のは予想外だった。
前の発作とのスパンが短い。
大抵は1ヶ月は起きないものなのに。
生活に大きな変化は……今日はよく動いた方だ。
程よく疲れてもいる。
他のことも鑑みて、条件は揃っていたわけだ。
それでも発作までいかない時もあるにはある。
今回はどうだろうか。
頓服薬は飲んだ。
事情があってまだ眠れない。
なかなか困った状況に置かれている。
それにしても発作のことを多く書くのは、前にも書いたがもどかしく悔しいためであろう。
この時間はチャレンジングで静かに燃えている貴重な刻でもあるのだ。
こうして書き付けていることでたたかっている。
私は世界とタイトルマッチをしているのだ。
ここまで書いて変化が生まれつつある。
どうやらおさまりつつあるらしい。
もう少しで寝られるし、今回は私に分があったようだ。
勝利とは言わない。
発作とはわかり合いたい。
いい意味で付き合っていきたいのだ。
今回でまた少し知ることができた。
これまで見えてない一面が見れた。
私はそれで十分だ。
おやすみ、発作。
寝床に入ると軽い発作に入っていた。
まあ、こんなものか。
今夜も付き合うとしよう。
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