だって、野球選手ですもの。

野球関連のお仕事と言えば、お正月のヤキューバンでまたホームラン打てましたし。


ソフトボールの金メダリストからも打ちましたし、芸能人からも打ちましたし、大食いロケにも参加しましたね。


噂のデカ盛り、アスリート参戦スペシャルみたいな番組で。俺が担当したのは巨大オムライス。


ええ、美味しく頂きましたよ。途中ミックスフライ盛りを追加したりして。最後に自腹でパフェも頂いていくオチ。



でも、本当に俺がやりたかったのって、野球についてじっくりと語るようなものだったんですよ。


お酒を飲みながら、小さき頃のきゃらめるを助ける為に、童貞を捨てた翌日。


旅行帰りの真冬の川にパンイチで飛び込んだ話を何十回もテレビでしている場合じゃないなと感じまして。



流し打ちだったり、選球眼についてだったり、バットの構え方とかインパクトまでの軌道とか、体重移動とか、練習方法とかもね。


野球少年少女達の上達の手助けになることを話したいわけですよ。


そういう番組はあるのに、バラエティ色が強いオファーばかりでしたから。ちょっと事務所として売り込み方を間違えましたかね。



でも今は、動画投稿サイトという便利なツールがありますから。



せっかくそれなりの機材もありますから、書斎の壁に向かってカメラとマイク、間接照明などを設置し、これ見よがしに日本代表のユニフォームを着用して準備万端です。





「あなたはどっちですの?バッティングをする時に考えなくてはいけないたった1つのこと」


1番最初に上げた動画のタイトルはそんな感じだった。


バッティングで最も大切なこと。


それは、ボールを捉えるタイミングである。


野球の絶対的な合言葉にしていきたい。


タイミングが1番大切ですから、結局は。これだけを考えているだけでいいと言ってしまってもいい。


そこから1歩踏み込んで、バッティングの際には、2つのタイミングの取り方がある。


手でタイミングを取るか、足でタイミングを取るか。


あなたはどっちですか?どっちの方が向いていると思いますか?


こういう選手はこっち、こういうタイプこっちですよ。


という、途中でお犬とお猫様の乱入ハプニング付きの15分くらいお話動画。



もみじとみのりんに手伝ってもらって、俺の3Dモデルを出したり、字幕を付けたり、きゃらめる乱入シーンに音を被せたり。


ネットニュースに取り上げてもらったこともあり、思っていたよりも再生数が回ったり、コメントが付いたりしたんで、よかったです。


今回はタイミングのお話でしたけど。


2回目は「全カテゴリーのピッチャーよ、聞いて下さいまし!絶対に覚えるべきたった1つの球種」


「全国の野球部よ、上手くなりたきゃこの練習はお辞め下さいまし!」


「送球が安定する意外な意識」


「打席で助けてくれるもう1人のわたくし」



などと、色々話したいこともあり、アメリカに行くまでに7、8本くらいの動画を上げていきたいですね。





日本に来てやっているのは、タレント業だけではなく、もちろん野球教室とか講演会とかサイン会とかもやるんですけど。



調子に乗って好き放題やっていたら、県庁から呼び出しがかかってしまいましてね。



県庁の建物の1番高いところに連行された俺は「とちぎスポーツチャレンジ」という集まり会の場に呼ばれてしまったのだ。



この取り組みは、強い体と心を備えた子供達を育成するというのを念頭に置いている。


家庭、地域、社会、経済、それぞれの結びつきを強めて、強いとちぎ県民をなんちゃらかんちゃらという県ぐるみのプロジェクトである。


県知事も居て、プロ野球の北関東ビクトリーズ、サッカーの栃木FC、バスケットのブロックスとちぎのオーナーや代表もいらっしゃるような状況ですよ。


そんな中、そのプロジェクトの広告塔がわたくしということになり、まずは各競技のスポーツ人口を増やす取り組みをする。



公式戦に学年単位で子供達を招待したり、下部組織チームの充実を計ったり。


もっと下の年代の子供達にもスポーツに興味をもってもらう為に、俺とみのりんで考えたやきゅうすうがくというものもある。



野球に関わる数字や確率なんかの計算問題ドリルみたいな。ビクトリーズ球団も製作に関わっていますから。


マスコットや所属選手のシールなんかも付いている冊子を格安で販売しているんですよ。




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