幼馴染は寝取られた
kita
第1話
ギシギシギシギシ、、、
その音は毎晩聞こえてくる隣の部屋そうともに転移した幼馴染の部屋からまるで獣がのような喘ぎ声と共に。
日本に居たころは仲のいい幼馴染同士だった毎日一緒のに登校して休み時間になると常にいっしょにいて下校するときもずっといっしょだった。とてもしあわせだった。彼女さえいれば十分だった。一生一緒にいるのが運命だと思んっていた。それなのに僕たちは望んでもいないのに異世界に転移させられた。はじめはよかった、よくあるライトノベルのようにいわゆるチートスキルなるものが与えられたからだ。一時期ぼくと彼女二人でのパーティーは勇者パーティーなんて呼ばれていた。この世界でも二人でいれば幸せになれると思っていた。
ある日、国王からの依頼で僕たちは他国との戦争に駆り出された。現代日本人である僕らからすれば戦争はためらわれるものだがこの世界で生き抜くためにはどうしようもないことだと二人で割り切っていた。
「この戦争が終わったら二人で結婚しよう」
僕は彼女にそう告げた。
彼女は目に涙を浮かべながら喜んだ。
戦争は3か月ほど続いた。たくさんの犠牲者が出た。僕たちは無事に生き残ることができた。僕は彼女と歩むこれからのことを考えると胸が躍るような気持ちになった。そのとき、思いがけないところから魔法が飛んできた。僕たち二人はその爆発に巻き込まれた。
目を覚ますとそこは野戦病院の大きなテントの中だった。その時僕は一種の違和感を抱いた。手足の感覚がないのだ。僕は今自分に起きていることが信じられず震えるような声で医者をよんだ。自分が今抱いている疑念が幻であることを信じて。
しばらくして医者は僕に告げた。両手足を切断したことを。僕は絶望したが、すぐに彼女のことが気になり、医者に返答を求めた。医者は重い口を開いて彼女は両目の視力を失ったことを教えてくれた。
彼女の方が僕よりも回復が早く、病室を出ることができるようになったため、彼女は僕の部屋にお見舞いに来た。僕はどんな顔をして彼女に会えばいいかわからなかった、。彼女はすぐに何かを決心したかのように僕に告げた
「これからも一緒に居よう」
僕は涙が止まらなかった。
僕たちは回復して退院することができた。身体が欠損している僕らはまともな職に就くことはできない。それでも僕らは生きるために金銭が必要だ。だから、彼女は毎晩獣のような声を上げ続ける。
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